働き方

何のために働くのか。それはお金のためだけなのか

投稿日:2022年3月7日 / by

<変人・安田の境目コラム>

未来に希望をもって仕事ができているかどうか、という大事なテーマ

人は何のために働くのか。経営者は真面目にこのテーマを考えなきゃいけない。そういう時代なのだと思います。

もちろんお金を得るためだ。つまり生活のため。自分と家族が生きていくため。そう答える人は多いでしょう。だけどこれでは詰んでしまう。局面はもう終盤に近づいています。あと三手か四手で、自玉は詰まされてしまうのです。

働く意味は何か。お金だけか
このままでは先がない。じっさい日本社会はもう行き詰まっています。この閉塞感をもたらしているもの。その正体はいったい何なのでしょうか。未来に希望が持てないこと。それは給料が増えないからでしょうか。私は違うと思います。お金以外に働く意味が見出せないこと。それこそが最大の問題なのです。

確かに人は食わないと死んでしまいます。逆に言えば食っていれば死にません。ではその状態を生きていると言うのか。生きるとは死なないことなのでしょうか。

「死なないために仕事をする」としたらそれが問題の本質なのでは

何のために働くのか。それは生きるためである。ここまでは正しいと思います。

問題はその次。では生きるとは何なのか。死なないためにカロリーを摂ることでしょうか。追い出されないために家賃やローンを払い続けることでしょうか。生活するのに家は必要です。ガスや電気や水道も必要です。もちろんご飯も食べなくちゃいけない。それを確保するために仕事をする。そのために会社に行く。やりたくない仕事でも、納得いかないことでも、会社の指示ならやらなくちゃいけない。生活するため。お金を稼ぐため。それが閉塞感の原因ではないでしょうか。

そんなこと言ったって、死んでしまったら元も子もないじゃないか。
おっしゃる通りです。でも本当に、この現代日本で、死んでしまうと思いますか。

人は何のために生きるのか。そんな壮大なテーマは考えたことがない。そういう人には働く意味も語れません。つまり働くことにお金以外の意味が見出せない。そういう人はもう経営者になってはいけない。時代は変わろうとしているのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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