働き方

仕事を成功させて「商売上手」になるための方法

投稿日:2022年5月9日 / by

<変人・安田の境目コラム>

商売を、ビジネスを、間違いなく成功させるセオリー。実はあると考えてます

私はこのように定義しています。マイ商品マイ顧客。まずこれを手に入れること。それが商売のスタート地点であると。商品を作る、仕入れる、誰かに売る。売買が成立すれば利益が手に入ります。だけどまだ商売とは言えない。なぜなら再現性がないからです。それは顧客との繋がりがないから。

では繋がりとは何なのか。どうやったらそれを作れるのか。ここにマイ商品&マイ顧客の、必要性が出てくるわけです。まずは私だけの商品を持つこと。

商売上手になる秘訣
私だけの商品。それはどんな商品なのでしょう。他では絶対に手に入らない商品なのか。私にしか作り出せない商品なのか。そうとも言えるし、違うとも言えます。

たとえば美容室でのカット。誰でもできるとも言えるし、私にしかできないとも言えます。問題は顧客との関係性なのです。あなたでなくちゃいけない。あなたに切ってもらえないと困る。そう言ってもらえるかどうか。全てはここにかかっているのです。

マイ商品とは何か。それは私にしか提供できない価値です。
マイ顧客とは誰か。それは私じゃなきゃ困ると言ってくれるお客さんです。
マイ商品とマイ顧客。これは切っても切れない関係なのです。マイ顧客から見たら、マイ商品は唯一無二に見える。ここが重要なポイントなのです。

見つけるのは大変かも。だけど商売上手な人は、それを必ず持っている

カットの技術が違うのか。自分に対する理解が違うのか。見た目や会話の面白さが違うのか。人間性や人生哲学が違うのか。子供の頃からの関係性が違うのか。商品は何だっていいのです。

重要なのは顧客との関係性です。唯一無二の商品だと感じてくれるかどうか。私でなくちゃダメだと思ってくれるかどうか。それはいったい私のどんな価値なのか。提供する価値を唯一無二だと感じてくれる相手。それがマイ顧客です。

マイ顧客から見た唯一無二の私の価値。それがマイ商品です。
商売上手な人が必ず持っているもの。それがマイ商品とマイ顧客なのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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