働き方

メタバースの世界で成功するポイントを考えてみた

投稿日:2022年5月16日 / by

<変人・安田の境目コラム>

メタバースで有名になる、利益をあげる、そういう時代は必ずやってくるはず

考えてみれば現実世界もメタバースみたいなものです。

私たちは目から入った情報を脳みそで認識しています。赤だとか、青だとか、緑だとか。三角とか、四角とか、丸とか。脳が認識すると「そこに赤い三角がある」という事実になるわけです。

メタバースで仕事を成功させるには
視覚だけではありません。嗅覚も、聴覚も、触覚も、基本的にはみんな同じです。
手で触ったものが「硬い」と脳みそが認識するだけ。
「これは魚介のスープだ」と嗅覚情報から脳が認識しているだけ。
「こればピアノの音色だ」と聴覚情報から脳が認識しているだけ。

では脳みそはどうやって、それぞれの情報を受け取っているのか。それは電気信号です。電気が神経細胞の中をビリリと伝わって、脳みそまでやってくるのです。脳みそが信号を「硬い」と認識すれば、それは硬いという「事実」になります。「おいしい」と認識すれば美味しくなるし、「雑音だ」と認識すれば雑音になる。

見えているのではなく、見えていると脳が認識している。
聞こえているのではなく、聞こえていると脳が認識している。
柔らかい、硬い、塩辛い、甘い、酸っぱい、痛い、痒い、などなど。すべては脳みそ次第。つまり脳みそに送られる電気信号次第なのです。

客の欲を満たせられれば成功する。それは現実世界でもメタバースでも同じ

メタバースの成功は錯覚にかかっています。脳みそがどの程度「これはリアルである」と錯覚するか。いや、いかにして脳みそを錯覚させるか、なのです。錯覚を起こさせるには何が必要なのか。私は快感だと思っています。夢のような快感。一度体験すると、人はそれを忘れられなくなってしまう。貯金や自分名義の家に快感を感じるように。

でも快感だけでは成り立たない。なぜなら快感は不快感とセットだから。夢のような快感をいだく人の周りに、妬ましく思う不快な人たちがいる。

快感人の100倍、1000倍、1万倍の不快感人。この差が大きければ大きいほど快感も大きくなる。そしてそれは妄想を現実へと変えていくのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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