
メタバースの世界で成功するポイントを考えてみた
<変人・安田の境目コラム>
メタバースで有名になる、利益をあげる、そういう時代は必ずやってくるはず
考えてみれば現実世界もメタバースみたいなものです。
私たちは目から入った情報を脳みそで認識しています。赤だとか、青だとか、緑だとか。三角とか、四角とか、丸とか。脳が認識すると「そこに赤い三角がある」という事実になるわけです。
視覚だけではありません。嗅覚も、聴覚も、触覚も、基本的にはみんな同じです。
手で触ったものが「硬い」と脳みそが認識するだけ。
「これは魚介のスープだ」と嗅覚情報から脳が認識しているだけ。
「こればピアノの音色だ」と聴覚情報から脳が認識しているだけ。
では脳みそはどうやって、それぞれの情報を受け取っているのか。それは電気信号です。電気が神経細胞の中をビリリと伝わって、脳みそまでやってくるのです。脳みそが信号を「硬い」と認識すれば、それは硬いという「事実」になります。「おいしい」と認識すれば美味しくなるし、「雑音だ」と認識すれば雑音になる。
見えているのではなく、見えていると脳が認識している。
聞こえているのではなく、聞こえていると脳が認識している。
柔らかい、硬い、塩辛い、甘い、酸っぱい、痛い、痒い、などなど。すべては脳みそ次第。つまり脳みそに送られる電気信号次第なのです。
客の欲を満たせられれば成功する。それは現実世界でもメタバースでも同じ
メタバースの成功は錯覚にかかっています。脳みそがどの程度「これはリアルである」と錯覚するか。いや、いかにして脳みそを錯覚させるか、なのです。錯覚を起こさせるには何が必要なのか。私は快感だと思っています。夢のような快感。一度体験すると、人はそれを忘れられなくなってしまう。貯金や自分名義の家に快感を感じるように。
でも快感だけでは成り立たない。なぜなら快感は不快感とセットだから。夢のような快感をいだく人の周りに、妬ましく思う不快な人たちがいる。
快感人の100倍、1000倍、1万倍の不快感人。この差が大きければ大きいほど快感も大きくなる。そしてそれは妄想を現実へと変えていくのです。
