働き方

人生はクリエイティブと習慣化のバランス、という話

投稿日:2022年6月6日 / by

<変人・安田の境目コラム>

嫌いなことは嫌いでいい。しなくちゃいけないなら「習慣化」する

好きや得意はクリエイティブに。嫌いや苦手は習慣化で。
これが私の行き着いた境地。人生を快適にする境目なのです。

たとえば私は歯磨き、シャワー、掃除、洗濯が嫌いで、運動やストレッチが苦手です。でもやらないと生きていけません。こういうものは習慣化する。それがいちばんいいのです。気がついたら歯磨きしてた。掃除機かけてた。洗濯機を動かしてた。という具合に。

人生でのバランスの取り方
現代人はやることがとても多い。別にやらなくてもいいけど、やらないと快適な生活が送れない。そういうものには習慣化を使う。だけど全部を習慣化してはいけない。そんなことをしたら、人生が楽しくなくなってしまうから。自分という人間の価値も発揮されないし、仕事も楽しくないし、収入も減ってしまう。

人間にはやはり、クリエイティブな一面が必要なのです。だけど全てをクリエイティブするのは無理。そんなことをしたら気が狂ってしまいます。だから分野をきちんと選ぶのです。

私の場合は好きな料理とか。商品をつくる仕事とか。モウセンゴケを育てるとか。メルマガを書くとか。好きなことや得意なこと。ここにクリエイティブな力を発揮する。

どうやったらもっと美味しくなるのか。どうやったらもっと売れる商品になるのか。アイデアを練り思考を凝らすのです。

「好きなことにはこだわる」「嫌いなことは流す」。その区別ができるかどうか

電車に乗るのが苦痛な人もいれば、楽しくてしょうがない人もいます。
営業することが苦痛な人もいれば、楽しくてしょうがない人もいます。
人間はいろいろ。

だから楽しいし、支え合って生きていける。大事なのはバランスです。習慣化とクリエイティブのバランス。ここをキチンと考えること。

誰かが考えてくれた方法をそのまま使う。だれかが作ってくれた料理をそのまま食べる。苦手な分野や嫌いなことはこれでいい。だけどこれだけだとバランスが悪い

自分が好きなことや得意なこと。ここを徹底的に考えて工夫する。自分のアイデアで苦手な人をサポートしてあげる。支え合うとはこういうことなのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda2
1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について