
自分の時給を上げて総収入をふやす方法、教えます
<変人・安田の境目コラム>
秘訣は「時間の値段」を意識すること。コスパかな?タイパかな?
自分の時間を使ってサービスを提供するフリーランスの人。自分の時給=収入という図式になっているはずです。収入を増やす方法はただひとつ。自分の時給を上げることです。それが難しいって?いやいや、とても簡単です。
まず分解してみましょう。自分の1週間のスケジュール。何に何時間使っているのか。ここをキチンと見える化するのです。
次にそれぞれの時間に値段をつけます。この時間には○○円の価値がある。という具合に。たとえば時給1万円の仕事をしている時間とか。将来のために投資している時間とか。もし外注するとしたら、その時間にいくら払うのか。それを考えるのです。
金額を書き込んでいくと、見えてくるはずです。高い時間と安い時間が。ここまで来ればもう簡単です。安い時間にやっていることをやめる。これが最初の一歩です。
他人も使って、自分の時間の値段を上げる。それが、自分の収入を激増させる方法
自分ですら安い金額しか払わない仕事。そんなものに価値があるわけがない。
自分には高い金額は出せないけど、もしこんなレベルでやってくれたら、こんなことまでやってくれたら、高い金額を払ってもいいな。だったらそういう人を探す。そしてその人に高い金額を払って頼む。すると安い時間が高い時間になる。
もちろんそれは私の稼ぎではありません。稼ぎどころか支出になってしまう。でもそれでいいのです。安い部分をどんどん高くしていく。自分の仕事を他人の仕事と置き換えていく。
すると高い仕事だけの、無駄のないスケジュールが出来上がります。それはハイパフォーマー連合軍のすごいスケジュールです。全体の売り上げを増やし、自分の時間は得意なことにだけ費やし、どんどん収益を上げていく。やっていることは経営者と同じです。これぞ雇わない経営。時給と収入を最大化する方法なのです。
※他人の時間を高い値で買って、自分の時間の価値も高めて、全体的に収入・収益を高めていく!という安田氏一流の理論をこちらの別コラムでご覧いただくことができます。よろしかったら併せてご覧ください。
1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。