働き方

恋愛も集客も「人の好みはそれぞれ」と考えるのが正解

投稿日:2022年9月12日 / by

<変人・安田の境目コラム>

こんな人間を、こんな商品を、なぜ選ぶのか。それが明確でないのが人間のフシギなところ

私は小学校3年生の時に結婚を諦めました。私の周りには、私と会話したい女の子すらひとりもいなかったからです。

勉強ができない。走るのは遅い。球技はからっきし。性格はめちゃくちゃ暗い。おどおどしていて、人と目を合わせることができない。友達すらいない私に、彼女なんて出来るはずがない。ましてや結婚など、夢のまた夢。さっさと諦めたほうが、傷つかずに生きていける。
本気でそう思っていました。

集客のコツと恋愛のコツには共通点がある

そんな私が2度も結婚できたのですから、世の中とは不思議なものです。いや、不思議なのは女という生きもの。世の中にはいろんな女性がいるのです。これには私も驚きました。

もし私が女なら、絶対に自分を選ばないと思います。私が女なら、もっと性格が明るく、社交的で、感情表現も豊かで、そして、もっと強い男を選ぶでしょう。

私にはその要素はカケラもありません。暗い。コミュ障。運動できない。人に興味がない。社交性のかけらもない。何を考えているか分からない。ケンカも力もめちゃ弱い。
いったい私のどこを見て、結婚しようと思ったのか。考えれば考えるほど不思議です。

しかし人間とはそういうもの。人間ほど不思議な動物はいないのです。

「多くの人に選ばれる商品」ではないもので勝負する。それがスモールビジネスの醍醐味

動物界はシンプルです。強いオスが全てのメスを惹きつける。弱いオスは選ばれない。ただひとり寂しく去りゆくのみ。

ところが人間界は違う。不思議なカップルがそこかしこにいる。商売だって同じです。なぜこんなものを欲しがるのか。なぜこんなものがこんなに高いのか。変なものが高く売れているのです。

大きなビジネスはつまらない。スモールビジネスは面白い。私が断言する所以がここにあります。小さくなればなるほど、顧客を絞れば絞るほど、多くの人には理解できない、おかしなビジネスになっていく。それって愉快じゃありませんか。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
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1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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