働き方

オンライン化になじめず、出社する仕事にこだわる人へ

投稿日:2022年10月31日 / by

<変人・安田の境目コラム>

リアルで対面することが大事、という価値観自体がもう時代遅れなのかも

営業がオンライン化して納品もアフターフォローもオンライン化したら。社員が会社に来る理由がなくなってしまいます。

それでも出社は必要だ。オンラインでは、社員教育ができない。マネジメントも評価もとてもやりにくい。結局は何も変わらない。そう思っている人が多いのではないでしょうか。

でもそれは一時的なものです。会社は変わらざるを得ないのです。

オンライン化になじめず、出社する仕事にこだわる人に未来は無い?
なぜならオンライン化の流れは、もう止めようがないからです。

リアルにはリアルの良さがある。それは事実だと思います。だけど効率が悪すぎるのです。リアルで会うためには、まず移動しなくてはならない。そのためには移動を前提にした場所に住まなくてはならない。その時間とコストは莫大です。

これまでだって、そうやってきたじゃないか。おっしゃる通りです。これまではそうやって来ました。だけどやらない会社が現れます。オンラインでしか作業しない。ここを決断することで、優秀な人材が集まってきます。大きなコストダウンも可能です。安く、早く、質の高い仕事。それが標準となるのです。

優良な人材も、優良な顧客も、どんどんオンラインに流れていく

オンラインで成功する鍵は、担当する人材のクオリティです。オンラインでのプレゼン力、簡潔で分かりやすい解説力、信頼できるフォロー力。それを身に付けた人材。

では有能な人材を確保するにはどうしたらいいのでしょうか。答えは簡単です。仕事をオンライン化するのです。移動する必要がなく、住む場所にも、身だしなみにも縛られない。効率よく仕事ができるので、たくさんの案件がこなせる。当然のことながら収入も増える。
有能な人材がオンラインに流れ、オンラインでの仕事クオリティが上がり、優良顧客もどんどん流れていくのです。

※エッセンシャルワークも含めて、世の中の仕事の進め方がすでにオンラインに完全に舵を切っていることを、安田氏がより詳しく解説しているこちらの別コラムもどうぞ併せてご覧ください。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
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1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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