働き方

無限に儲けられる「フリーランスコラボ」という未来像

投稿日:2023年1月9日 / by

<変人・安田の境目コラム>

会社員より儲けられるスキルを持つフリーランスが、さらに強力になれる公式!?

フリーランス同士のコラボ。
それは私がずっと取り組み続けてきたテーマです。自分の顧客(見込み客)を持っていて、自分単体で食っていけるフリーランス。ここが掛け合わさることで、新たな商品、新たな価値が誕生するのです。

上位10パーセント」に入るだけで成功できる
どんなに凄いフリーランスでも、いずれ必ずふたつの限界を迎えます。
それは
1. 集客の限界
2. 商品の限界 です。

フリーランスで広告を出している人はほとんどいません。コスパが悪く採算が合わないからです。稼げるフリーになりたいなら、リファラル営業は必須なのです。今ならSNSを通じたフォロワーづくり。フォロワーの一部が商品に興味を持ち、さらにその一部が顧客となっていきます。つまりフォロワーが増えるほど売上が増える。商品数を増やすほど売れる確率はアップします。

だけどここに限界が来ます。どんなに頑張っても私個人に興味を持ってくれる人は限られているからです。私が提供できる価値も限られています。

そこでコラボです。フリーランスAとフリーランスB。それぞれが自分のフォロワーと、自分の商品(提供価値)を持ったフリーランス。ここが掛け合わさることで限界を突破するのです。

フリーランス同士がネットワークでつながることで新しいビジネス形態が生まれる可能性

まずAとBのスキルを組み合わせた、新商品ab(新しい価値)をつくる。これで商品の限界を突破します。
次にそれぞれのフォロワーに告知する。自動的にフォロワーがシェアされ、集客の限界も突破することができます。

新たな商品が自分のフォロワーを顧客に変え、新たな人が自分のフォロワーとなっていく。完璧な掛け算がここに出来上がるわけです。

Aを起点としてA×B、A×C、A×Dと広がっていくことはもちろん、B×C、B×D、C×Dと、コラボの可能性は無限に広がっていきます。つまり理論上は、顧客と商品が無限に増えていくということです。さらにはA×B×C、A×B×Dという商品も誕生するでしょう。ポイントはそこに企業利益が乗っていないということなのです。

優秀な個人に直接仕事を依頼する時代。ニッチなコラボ商品を直接購入できる時代。近い将来フリーランスのネットワークが会社に変わる組織となるかもしれません。

※安田氏が見据えている、このフリーランスの新しいビジネス形態=「フリーランス2.0」について、こちらの別コラムでもより詳しく解説されています。どうぞ併せてご覧ください。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
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1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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