働き方

あえて言う。SDGsは人間の勝手な価値観でしかない

投稿日:2023年1月16日 / by

<変人・安田の境目コラム>

人間は「人間に不都合なことを避けるためだけ」に「持続可能」などと言っている

SDGsとは何なのか。持続可能な社会?それって誰にとっての持続可能なのでしょう。もちろん人間にとってです。二酸化炭素が増えようが、海面が上昇しようが、地球には関係ないのです。

二酸化炭素が増えたなら、それに適した生物が増えるだけ。
海面が上昇したって、ちょっと地形が変わるだけ。

絶滅危惧種を守るなんて、他の動物にとっては迷惑なだけかもしれないのです。人間は人間のことしか考えていない。まずこの事実を認めるべきでしょう。

すべては人間の幸せのため。私たちが幸せな気分になるには、豊かな自然が必要なのです。世界に3匹しかいないウミガメも守ってあげたいのです。

SDGsは人間の偽善的な価値観
ここさえハッキリすれば、あとは簡単です。地球にとってどうとか、絶滅危惧種がどうとか、建前を言う必要がなくなる。人間はどっちが快適なのか。問題はここだけです。鯨は食べない方が幸せなのか。食べた方が幸せなのか。答えはクジラではなく人間の側にあるのです。

人間は幸せになりたい。その正直な気持ちを認めるところから始めるべき

日本では毎日大量の食料が捨てられています。もったいないから捨てないようにしよう。
この言い方が良くないのです。

捨てるほど食料が余っている。それが人間の幸せなのかもしれない。
貧富の差で餓死する人がたくさんいる。それが人間の幸せなのかもしれない。

ひどいヤツだと思われるかもしれません。だけどこれが現実なのです。どんどんムダなものをつくり、どんどんモノを余らせ、一方では貧困で死んでいく人がいる。頑張らない人は貧困にあえぐべきか。頑張る人が頑張らない人を支えるべきか。親の資産は子供に引き継がれるべきか。生まれながらの格差は是正されるべきか。

どっちが幸せか。どっちが心地いいか。正直にそこをぶつければいい。所詮人間なんて、自分のことしか考えていないのです。格差とは人間が望んだ結果なのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
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1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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