
地道な発信を続ける!それこそがこれからの集客のコツ
<変人・安田の境目コラム>
かつての大企業ビジネスでは「膨大な経費をかけて広告を出す」が集客手段でしたが…
会社が潰れてから、私は毎日コツコツと情報発信してきました。毎日Twitterでつぶやき、週に1回メルマガを配信し、ポッドキャストでも喋る。それを10年以上続けてきました。
今の私のビジネスを支えているのは間違いなく、この10年間の配信です。
140文字のつぶやき。そのために1時間くらい悩んだこともあります。メルマガには3日ぐらい費やしたこともあります。なぜならそこにこだわりがあったからです。
なぜ会社が潰れたのか。人は何のために働くのか。仕事とは何なのか。お金には本当に価値があるのか。そういう疑問を掘り下げて、まじめに、真剣に、考え続けてきました。そうせざるを得なかったのです。
自分自身が納得するために。自分が探し求める答えを考えて、整理して、たぶん自分に向けて配信していたのだと思います。
収益アップのためでなくやっていたことが、収益アップにつながってる
今ではこの配信が、私の集客の柱になっています。Twitter、メルマガ、ポッドキャスト、対談。丁寧に作ったコンテンツの総量は5000を超えています。もう一度やれと言われても、絶対に無理だと思います。
だけど当時の私は、これで集客しようなどとは、考えていなかったのです。ただただ自分が悩み、求めた答えを発信しただけ。とてつもない思考時間、途方もない執筆時間、それがWEBに降り積もり、気がついたらマーケットになっていた。そんな感じです。
お金儲けのために、こんな面倒なことは出来ません。心から望むもの、好きなもの。そこをひたすら掘り続ける。それがスモールビジネスの礎となるのです。
1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。