働き方

金持ちになれる人の条件と、人材不足解消法の共通点

投稿日:2023年2月27日 / by

<変人・安田の境目コラム>

これだけははっきり言える、「お金持ちになる人だけがやっているたった一つのこと」

お金持ちはケチである。ケチだからお金を使わない。使わないからお金が貯まる。だから金持ちなのだという理屈。

実際のお金持ちがケチかどうか、それは私には分かりません。でもひとつ確かなことがあります。それはお金持ちになる人が、普通とは逆の判断をするということ。

金持ちになる方法と、人材不足解消法
たとえば、上がっている株を買うのが普通の人。下がっている株を買うのがお金持ち。上がった株は必ずどこかで下がるから。下がった株は必ずどこかで上がるから。

すぐに儲けようとすれば、目先のギャンブルに走ることになります。長期的な儲けを考えるなら、手堅い投資に絞ることができます。

これは株や為替に限った話ではありません。本当のお金持ち流行には乗りません。流行っているから買うのではなく、自分が欲しいから買う。みんなが買い出したら売る。だからプレミアムで高く売れる。

会社が「いい人材を採れない」と悩むのも、「金持ちになれない人」と同じ

採用も同じです。景気が良くなって、どんどん仕事が増えたら人を採る。これが普通の人。

お金持ちになる人は真逆のことをします。仕事がなく、不景気な時に、人を採る。少ない採用予算で、上質な人材を確保することが出来るから。足りないから採るのではなく、いい人材だから確保しておくのです。高い時に買わない。流行に乗らない。いらない時に人を採る。つまり多くの人とは逆を行く。だから競争に巻き込まれない。確実な利を手にするわけです。

考えてみれば当たり前。だけど多くの人にはできない。理屈では分かっていても、周りに流されてしまう。これが普通の人の発想なのです。

日本全体が成長し、土地も人もどんどん値上がりする。そんな時代なら、周りと同じで良かったのです。でも時代は確実に変わりました。もはや同調では沈んでいくだけ。常識(多数)の逆を行く選択なしに、利を得ることはできないのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
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1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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