働き方

何に“投資”をすべきか、よくよく考えないと貧乏になる

投稿日:2023年8月21日 / by

<変人・安田の境目コラム>

ただ使うだけのお金は「消費」。稼ぐために使うお金が「投資」。まずはその区別から

33年前に会社を立ち上げた時、私はまずオフィスを借りました。次に事務員を雇いました。

いきなりオフィスを借りる?事務員を雇う?馬鹿じゃないの。と今だったら言われるでしょう。でも当時はこれが必要だったのです。

私たちは企業相手のビジネスつまりBtoBをやっていました。ここで必要となるのが信用です。まず名刺の住所にちゃんとオフィスがあること。そして電話をかけたら事務員が出ること。信用を得るにはここがいちばん大切でした。嘘みたいな本当の話なのです。

何に投資をすべきか、よくよく考えないと貧乏になる

33年経って常識は根底から変わりました。もはやリモートワークは当たり前。連絡は直接本人にメール。オフィスも事務員も必要ない。では現代の会社経営において最も必要なものは何でしょう。それはオフィシャルサイトです。

事務員の電話対応ではなくサイトに来たときのクオリティ。ここがしっかりしていればちゃんとした会社だと感じてもらえます。オフィスや事務員に比べればかなり安上がりです。

にも関わらずここに投資する人はかなり少ないのです。無料で使えるイラストや写真を使って、自分でサイトを作ってしまうとか。知り合いに頼んで安く作ってもらうとか。自分で作ることが悪いとは言いません。知り合いに作ってもらうのもいい。大切なのはサイトのクオリティなのです。

お金を回収できるお金の使い方をしているか。さて、あなたはどうですか?

どうやったらより効果的なサイトになるのか。誰に頼めばより自分の商品価値を高く見せられるのか。ここを考えて投資するのです。効果的なキャッチコピーに投資するとか。インパクトのあるデザインに投資するとか。使いやすいサイト構築に投資するとか。

とくに小さな会社や個人は何をおいてもサイトに投資しなくてはいけません。分かりやすくてインパクトのあるキャッチ。思わず見てしまうデザイン。問い合わせしたくなるロジック。それが収入の多寡を決定づけるのです。

安いけど回収ができない投資。これがいちばんの無駄遣い。絶対にやってはいけない投資なのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
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1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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