働き方

いかに営業が苦手でも、人は営業せずには生きられない

投稿日:2023年9月4日 / by

<変人・安田の境目コラム>

「営業が大の苦手」のまま起業してしまった私、安田の、最大の課題でした

25歳で起業するとき知り合いの社長に言われました。まずは営業力を身に付けろと。単なる紙コップでも高く売れる。そういう力があればどんな商売でも食っていける。営業力は経営の必須スキルなのだと。

でも私は営業が大の苦手でした。そもそも人と話すことが苦手。相手の目を見て話ができない。知らない人とは会話もできない。かかってきた電話にも出られない。そんな人間が営業など出来るのか。これが起業したい私にとっての最大の課題でした。

営業は生きていくための必須項目

仕方なく営業マンとして就職したものの苦手意識はなくなりません。

リストに書かれた番号にひたすら営業電話をかけまくる。これが私に課された業務。セールスだと分かると露骨に嫌がられるわけです。迷惑がられる。ガチャンと切られる。怒鳴られる。100件かけたら99件はこれ。もう病みそうでした。

繋がらなければラッキー。そんなことを考えていたので営業力なんて付くはずがない。私はそんな状態で起業したのです。売上なんて上がるはずがありません。

でも何とかしなくてはならない。仕方なく考えたのが反響型営業です。本を書いたり、DMを送ったり、タクシー広告を出したり。いろんな方法を試し、安定した反響が集まるようになって、私は逃げようのない事実に気付かされるのです。どんなにたくさんの反響が来ても最終的には営業力が必要なのだと。

苦手だろうが何だろうが「人は営業と向き合わざるを得ない」という結論

BtoBという領域において最後の営業は不可欠です。どんなに興味を持ったお客さんでも最終的には対面で契約をもらうほかない。ここからは逃げようがないのです。

さらに会社が潰れてからの私は営業から逃れられなくなりました。

逃れられないと腹を括り、私はゼロから営業を考え直しました。そしてようやく気がついたのです。自分を売るということの意味に。トップセールスが何をやっているのかということに。

もっと早く営業に向き合うべきだったと思います。営業が苦手だと思っている皆さん。苦手だからこそ向き合うのです。私たちは生きている限り、売るという行為から逃れられないのですから。

※営業力=「売るチカラ」について、安田氏がさらに詳しく語っているこちらの別コラムも併せてご覧ください。「売るチカラを身につける方法は2つある」と、具体的に書かれていて、大変参考になります。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda2
1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について