働き方

正社員もすべて期間限定の有期雇用にするのがいい

投稿日:2023年12月11日 / by

<変人・安田の境目コラム>

雇う会社側も「社員の定着」とか考えないで、すべての従業員は辞めるものと考えるべし

期間限定社員。これが正しいのかもしれません。終身雇用なんて意味がないから。

40年後に会社があるかどうか分からないし、リストラに合わない保証もないし、そもそも若者は終身雇用なんて求めていません。

正社員もすべて期間限定の有期雇用にすべし
終身なんて考えるから、いろんなところに無理が出てくるのです。上が重たすぎて若い人にちゃんとした報酬を払えないとか。年寄りが幅を利かせ過ぎて、新しい提案が何も通らないとか。

別に年寄りが悪いと言っている訳ではありません。誰だっていずれは年寄りになるのです。だけど年寄りにもいろんな種類の人がいます。エンジニアもいれば、マネジメントの達人もいれば、財務ネットワークを持つ人だっているでしょう。得意に合わせて職場を移っていけばいいのです。

この会社で一生を終える。そんな無理な目標を立てるから歪な組織、歪な人生になってしまうのです。全ての正社員は期間限定。3年、5年、10年の、いずれかを選ぶ。こうする事で待遇は今よりも良くなります。50~60代になった時のことまで考えるから若手の報酬を下げざるを得ないのです。

政府が唱える「雇用の流動化」と「構造的賃上げ」にも なるほど と頷ける

終わりが決まっていれば双方準備ができます。あと1年となったら交渉すればいい。
辞めるのか。それとも延長するのか。辞めるなら次の人を探せばいいだけ。1年もあれば余裕で見つかります。

働く側にもメリットがあります。まず待遇が良くなる。そして終わりが決まっているので次の準備がしやすい。人生全体のキャリアアップも組み立てやすい。20代ではこれを身につけ、30代ではこういう経験をし、40代でこんな仕事をする。50代はこんな働き方をする。60代は好きなことをして生きていこう。

準備さえしておけば老後なんて怖くない。転職にも退職にも十分な準備期間が持てます。
辞めるという前提で働くか。辞めないという前提で働くか。今は明らかに前者のメリットの方が大きいのです。

辞めさせられるとか、辞めるのは無責任だとか、それは会社や社員に依存した発想です。会社にしがみついて生きるよりスキルを付けて自由に生きた方がいい。社員にしがみついて経営するより採用力をつけて自由に経営する方がいい。答えはもう出ているのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
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1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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