働き方

「中小企業の求人に応募者が集まらない問題」の解決法

投稿日:2023年12月25日 / by

<変人・安田の境目コラム>

原因は、求人広告に書いてある内容。現状の書き方で人が集まらないのは当たり前

募集しております!こういうことが出来る人。これが一般的な求人パターン。
募集しております!こんなことが出来ない人。これがおすすめの求人パターン。

当社はこんなにいい会社です。仕事にはこんなやりがいがあります。先輩たちも楽しく頑張っています。これが普通の求人。
当社はこんなに大変な会社です。仕事にはこんな苦労があります。先輩たちはこういう理由で辞めました。これが私のおすすめ求人。

もちろん良いことも書かなくちゃいけません。だけど悪いことも書かなくちゃいけない。なぜなら求職者が信じてくれないから。そして自分に合うかどうかを見分けられないから。

中小企業の求人に応募者が集まらない問題
こういう人には合う仕事だけど、こういう人には合わない仕事。こういう人にとっては良い会社だけど、こういう人にとっては良い会社だとは言い難い。こういう人は続く傾向にあるけど、こういう人は辞めてしまう傾向にある。マイナス面とプラス面。その両方を記載することで求職者は選びやすくなります。

中小企業の求人に応募者が少ないのは求人に魅力がないからです。魅力がないのは条件が悪いからではありません。良いことしか書かないからです。

中小企業は「多くの人が魅力的に感じるような求人」をしてはいけない!

大企業はこんな求人を作る必要がありません。なぜなら多くの求職者にウケる優良企業だから。社会的な信用も大きいし、福利厚生もしっかりしているし、生涯賃金だって中小企業より遥かに多い。

中小企業の求人は一般ウケしません。まずこれを認めなくちゃいけない。だけど誰ひとり魅力を感じないわけではありません。100人中99人は見向きもしないけど1人にだけやたら響く。これが中小企業の作るべき求人です。

まずはターゲットを絞り込むこと。そして99人に断られる求人を作ること。偏った会社と偏った人材の出会いが中小企業の取るべき採用戦略なのです。
多くの人にウケる会社と多くの会社にウケる人材の出会い。これは大企業の取るべき採用戦略なのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
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1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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