働き方

発想を転換して人手不足に対策する、パズル的考え方

投稿日:2024年3月4日 / by

<変人・安田の境目コラム>

新卒に募集をかけてもちっとも応募が集まらない…とお悩みの会社も多いと思いますが

もうこの先、日本の仕事現場で人不足が解消されることはないでしょう。
「若くて元気のいい子が欲しい」などと言ってはいられない状況なのです。
では外国人採用に舵を切ればいいのか。いえ、ことはそんなに単純ではありません。

人手不足に対策する、パズル的考え方
ではどうすればいいのか。優秀な主婦層を狙えばいいのか。あるいは60歳以上のシニア層を受け入れるのか。その戦略は合っているとも言えますが間違っているとも言えます。そんな大雑把なターゲティングではもう解決しない時代なのです。

絶対に20代が採れないと言っているわけではありません。
外国人や、主婦層や、シニア層が、ダメだと言っているわけでもありません。
もっともっと細かく、そして緻密な絞り込みが必要だと申し上げたいのです。

絞り込みという言葉を使うと、どうしても「欲しい人物像」だと勘違いする方が多いです。エクセルが使えるとか、コミュニケーション力が高いとか、成長意欲を持っているとか。
もちろんそれも大事です。でも絞り込むポイントはそこではありません。

「どういう人が欲しいのか」ではなく「どんな人ならこの仕事にマッチするか」「どんな人ならこの職場を快適だと感じてくれるか」。
コチラの都合ではなくアチラの都合で絞り込んでいくこと。
これが絞り込みの第一歩です。

わが社のこの仕事はどういう人に合うのかを細かく考え抜いてマッチングしていく

小さな子供がいる。
どうしても月木は仕事ができない。
人と話をするのが苦痛だ。
細かい作業が本当に苦手。
事務職は好きだけどパソコンがほとんど使えない。
マニュアル通りの仕事がしたい。
マニュアル通りの仕事はしたくない。

好き嫌いや快不快は人によって違います。この違いを利用して人と仕事のきめ細かいマッチングを行うこと。それが人不足時代の中小企業における最も重要な作業なのです。

もちろん相手が快適であれば良いわけではありません。こういう方にはとても快適な環境です。ただし、この部分だけは必須です。人と仕事の凹凸をピッタリ合わせていく手作業。それが令和の求人なのです。

※「人と仕事のきめ細かいマッチング」ということについて、安田氏がもっと詳しく解説しているこちらの別コラムもぜひともご覧ください。安田氏が考えているこれからの時代の人手不足の解決法がよくおわかりいただけると思います。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
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1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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