働き方

会社が社員の社会保険を払ってあげるの、やめませんか

投稿日:2024年4月1日 / by

<変人・安田の境目コラム>

社員も保険料を払っているけど、半分は、会社が負担するのが今のルールですよね

私は昔から社会保険というものが納得いきません。なぜ会社が半分負担しなくちゃいけないのか。ここが理解できないのです。

終身雇用が当たり前だった時代には生涯社員の面倒を見ることは会社の役割でした。社会保険料の負担だって軽かった。この程度で社員が安心出来るならとOKしたのも理解できます。

しかし時代は変わりました。環境が変われば自分も変わらなくちゃいけない。当たり前のことです。

会社が社員の社会保険料を負担するのはもう時代遅れ
今や定年まで同じ会社で働こうと考える若者のほうが少ない時代。新卒で入った会社では社会人としての基礎を学び、それが終われば次のステップに向けて転職する。時代に合ったキャリアプランです。お互いが自立してWin-Winの雇用契約を結ぶ。いいことじゃありませんか。

それに合わせて過去のルールも変えるべきなのです。なぜいつまでも会社が社会保険料を半分負担するのか。今までがそうだったから。日本人は前例にとても弱いです。しかし何度も言いますが時代は変わったのです。

税金も、社会保険料もどんどん上がって、中小企業ではまかないきれなくなります

前例があるとか今までがこうだったとかではなく、今それが適正なことなのかどうか。私たちはこの視点を磨くべきです。

どう考えても変でしょう。国民の社会保障は国が担うべきものです。なぜ会社にこれを押し付けるのか。しかも当たり前すぎて感謝すらされない。社会保険料を半分払ってあげて、代わりに税金を回収して納めてあげて、いったい何のメリットがあるのでしょうか。

そろそろ立ち止まって考えてみましょう。自分が目指す経営や組織づくりに本当に雇用が必要なのかどうか。この先 税金も社会保険料もさらに上がっていきます。会社の負担も増えますが社員の負担も増えていきます。同じ給料では生活ができない。その補填まで会社がやらなくちゃいけないのです。

私は決して雇用を全否定しているわけではありません。確かに雇用には雇用の良さがあります。だけどそれは中小企業にとっての正攻法ではないと言いたいのです。

もはや中小企業にとって社員雇用は完全な「逆張り戦略」です。ゲリラもゲリラ。雇用するならその覚悟を持って取り組まなくちゃいけないのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda2
1965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について