働き方

オフィス外での業務の“守護神”アプリ

投稿日:2013年12月23日 / by

触られる警告音を発するスマホアプリノマドワーカーや出先でのちょっとした資料作成など、オフィス以外の“仕事場”としてカフェを利用することは多いだろう。最近はWIFIを設置した店舗も多く、ますます使い勝手がよくなっている。

しかし、問題もある。ちょっとトイレ、とPCを置きっぱなしにして席を離れると一転、危険地帯と化すことだ。もちろん、カフェ来店者の中に悪者がいる可能性は限りなくゼロに近い。だが、PCに機密情報などが入っているとすれば、これほど無防備なこともない。

セキュリティ対策ソフトを入れていたとしてもあくまでネット上の安全であり、リアルの場での盗難リスクは回避のしようがない。(株)アトムシステム(神奈川県藤沢市、細野哲也社長)が先ごろリリースした「みはって! 365」は、そうしたリスクを軽減するアプリとして活用できそうだ。

仕組みはいたって単純だ。アプリによる監視を有効にした状態で、手荷物等に端末を入れておくと、万一、第三者がさわり少しでも動かすと警告のアラーム音を発する。そのまま盗難されたとしても端末の位置情報を含むEメールがあらかじめ設定した宛先に自動送信され、どこへ持ち去られているのか追跡できる。

あくまでスマホ端末用だが、離席時にこれをマジックテープでPCにドッキングさせておけば、PC端末の盗難防止にもなる。PCだけを持ち去られたどうしようもない…。確かにその通りだが、警告音の中、PCを持ち去る行動をみれば、明らかに不審であり、あわよくば善良な市民に止めてもらえるかもしれない。少なくとも何らかの手掛かりは得られるだろう。

モバイル端末の進化と通信環境の整備により、ワーカーがオフィス外で仕事をする機会が、今後着実に増えていく。それはつまり、重要機密を持ち運ぶことが増えるということでもある。様々な対策ソフト、アイテムが発売されるだろうが、安全対策にやり過ぎはない。いいと思ったモノは、積極的に活用することが、結局は、万一を起こさない最善策といえそうだ。

 

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