働き方

読書記録しおりってなんだ

投稿日:2013年12月13日 / by
記録型しおり

ノスタルジーあふれるデザイン

本の電子化が着実に進んでいる。いつでもどこでも購入できる利便性は、本好きにとって、非常にありがたい。探す手間、買いに行く手間が省け、その分を読書時間に充てられるのだから。一方で、根強い紙派も存在する。質感やデザイン、匂い…紙派にとっては、探したり、買いに行くのも楽しみの一つになる。

BEAHOUSの新製品「ワタシ文庫」は、紙派の心をくすぐるノスタルジーあふれる文具といえる。同製品は、読書を記録するメモとしおりの機能を持つ。見た目は、図書館の貸出カードそのものだ。それもそのはずで、図書館用品メーカー(株)伊藤伊の本物の図書カードを利用している。

使い方は、まず読み始めた日を書き込む。読んでいる最中はしおりとして活用する。読み終えれば、その日と本のタイトル、著者名を記録する。簡単な感想を書く欄もあるので、書き込む。記録した「ワタシ文庫」は、セットになっている専用封筒に保存。専用封筒は、手帳などに張り付けておく。

しおりに読書の記録を書き込むというシンプルな行為だが、振り返れば読書をして、しみじみと振り返る場面は少なくなっている。記憶には残っていても、きっかけがないからかもしれない。この製品は、昔懐かしいあの図書カードの風合いそのもので、それだけでも記憶を過去に引き戻してくれる。

機能性しおり

ひらくと感想欄が

過去に読んだ本がなにか。それに対して自分がどんな感想をもっていたのか。それが小説であれ、ビジネス書であれ、振り返ることで新しい発見があったりするものだ。「あの時はこんな風に思っていたのか」、「なんと熱い感想を書いていたのか」…。過去を振り返り、今の自分を見つめなおすことで、新たな一歩が踏み出せたりもする。

開発したのは、立つノートブックやブックカバーなど、独自の視点で便利文具を生み出す“一人文具メイカー”の阿部ダイキ氏。かゆいところに手が届く製品開発で定評の氏の“作品”だけに、この新作も使えば使うほど、その着眼点の鋭さにうならされることになるのだろう。

 

 

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