働き方

クラウドソーシング監視自動化へ一歩前進

投稿日:2013年2月26日 / by

ランサーズHPクラウドソーシングサイトを運営するランサーズ(株)(本社:神奈川県鎌倉市、秋好陽介社長)は2013年2月26日、東京大学との産学共同研究成果を発表した。

研究は、同社のクラウドソーシングサービス「Lancers」で得られる大量のデータに対し、機械学習・データマイニング技術を用いた分析及び解析を行うことでより効率的・効果的なクラウドソーシングの仕組み作り目指すもの。東京大学大学院情報理工学系研究科鹿島久嗣准教授・馬場雪乃特任研究院の協力のもと行われた。

その結果、過去の依頼監視実績からステルスマーケティングや出会い系につながるような不適切な仕事依頼(単純作業のタスク方式の場合)を95%の精度で自動検出することが可能になった。この技術により、運営元の監視量が25%減っても同等の精度が保持できるという。

この成果は、3月4日に開催されるDEIM2013(福島県)で論文発表される。

個人と企業が、ネット上でつながるクラウドソーシング。次世代のワークスタイルとして注目される仕組みだが、今回の成果で、ランサーと呼ばれる登録者のさらなる待遇改善につながる可能性も期待でき、成り行きが注目される。

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