働き方

日本復活の“秘策”は企業版ドラフトにあり

投稿日:2013年10月24日 / by

おっちょこちょい伝衛門 ドラフト会議で、桐光学園の松井投手の交渉権を楽天が獲得しやした。結局、 5球団の競合でやんした。いよいよ怪物左腕がプロ野球にやってくるでやんす!

お毒 松井って、顔があんなだから、怪物なの?。元ヤンキースの松井もあんな顔だったし…。怪物だから松井。あの顔だから怪物。どっちなのかしら…。

伝衛門 失礼極まりないでやんす。人間離れした才能の持ち主だから怪物、なんでやんすよ! もちろん顔だって整ってるでやんす。オトコの判断を顔とカラダだけでするのはいい加減やめてください!。そもそもお毒ねぇさんだって立派な“妖怪”でやんすよ。顔のことは鏡を見てから言って下さい!

お毒 うるさい、このできそこない! そもそもアタしゃ、ドラフトってのが気に食わないのよ。なんで、くじ引きなんかで人生を決められなきゃいけないの?。怪物なんだったら行きたい球団がアレゃ、自分で行けばいいじゃない。実力があるんだからそれくらいの特権があってもいいでしょうよ。これが恋愛だったら、とんでもないことよ。

猫田先生  実は行きたい球団を選手側から指名できる制度はあったんだな。しかし、不正の温床となることなどから2006年を最後に廃止された。ドラフトについては、プロ野球全体のことを考えれば必要な制度に決まってるぜ。なけりゃ、みんな人気球団にいっちまって、戦力が偏っちまうじゃねぇか。毎年同じ球団が優勝じゃ、クソつまらんだろ。恋愛と一緒するなんぞ、ナンセンス極まりないぞ。

毒舌家

伝衛門 ザマミロっ。といっても現実は、本当に有望な選手がみている先は、メジャーリーグ。これからは直接メジャーって流れが加速するでやんすかねぇ。

お毒 日本のプロ野球にはあまり魅力を感じてないのね。でも、その構図って、なんだかいまの労働市場とダブらなくもないわね。本当に優秀な人材は、いまや世界を目指してるんでしょ。

物知り
猫田先生 確かに日本企業の魅力は薄れつつあるかもしれんな。でも実は、会社にあてはめればドラフト制度が有効になる可能性はあるんだな。例えば、社内ドラフト。部署ごとに社員の希望を聞いて、各部門長で取り合いをする。必ずしも希望の部署へいける保証はないが、活性化に繋がるだろ。ここでは逆指名があってもいいかもな。単なる社内公募制度とは違って、自分の価値が目でハッキリと分かるからある意味シビアだが、物凄い刺激になるだろ。FA制度なんかの導入企業は増えてるしな。これを社内から全企業対象まで広げられりゃ、日本の底力が引きだれる気がすんだけどなぁ。とにかく、日本のワーカーに関しては、外へ行ってじゃなく、内からを世界を目指す志向を持ってほしいもんだな。潜在力はトップランクのはずなんだから…。

お毒  そのためには確かにいち人事部が配属を決めてるようじゃ、厳しいわね。もちろん本人の希望も聞いてるだろうし、適正はみてるんだろけど、とてもじゃないけど、適材適所がうまくいくシステムじゃないわ、これまでの日本の会社のシステムは。能力のある人間が、必要としているところへ会社の壁も越えて、スムースに流れる仕組みがほしいわね。

伝衛門  おっ、なんかドヤ顔でやんすね。松井君の顔を怪物呼ばわりしたことを少しは反省してるんでやんすか。

お毒  うるさい! アタシはただ、いまの日本の会社の働かせ方を心配しているだけよ。日本の景気が良くなってくんないと、アタシのお店来る客が減るんだからさ。それから、顔はともかく、松井君のアノお尻は、モンスター級にキュートよ。いつだってお相手するワ。

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