働き方

目指すのは本の街の“触媒スペース”

投稿日:2013年10月7日 / by 瓦版編集部

石田亮一運営マネージャー

東京・神保町にあるコワーキングラウンジ「EDITORY」。名前の意味は、領域(TERRITORY)を編集(EDIT)すること。世界一の“本の街”に根を下ろす協働空間らしい、ワクワクするようなコンセプトがその名に込められている。

空間をプロデュースしたのは、コワーキングスペースでも多くの実績を誇る空間づくりのプロ集団、ツクルバ。内装・プロダクトを手掛けたのは、KAICHI DESIGN。全て木製のテーブルやイスが、計算され尽くした間接照明と相まって、その室内は仕事場とは思えない温かみに包まれる。じゅうたん敷きのフロアへは、靴を脱いであがるため、一層心が和む。

場所柄、利用メンバーにはライターや編集者、写真家、デザイナー、メディアプロデューサーなどを想定する同スペース。そうしたクリエイターの右脳を刺激し、ユニークで斬新な発想を泉のように湧き出させるよう配慮しているかのようでもある。もちろん、登録メンバーの職種に制限はなく、どんなジャンルのメンバーでもOKだ。

「ここは働くための場ではありますが、私としては単に作業するだけの空間にはしたくない。ここを利用する人は、色々な人に会って仕事の幅を広げたいと思う人が多いと思うんです。私もEDITORYに関わる方々とで作られてきたコミュニティを活用して何か提案していきたいですし、メンバーの方からも私が困るくらいにやりたいことをどんどん提案してきてほしいです。」と運営マネージャーの石田亮一氏は、同スペースの未来図を描く。

目指すは、神保町の“触媒スペース”。さまざまなタイプのメンバーが集う空間には、無限の潜在力が宿る。そのパワーを最大限に引き出し、登録メンバーの仕事の幅はもちろん、協働スペースとしての「EDITORY」のパフォーマンスアップ、そして、神保町という領域をも活性化することが、運営マネージャーとしての石田氏の“野望”だ。

エディトリーのワークスペース

木製のイス・テーブルと間接照明で温かみあふれる空間

「何かを生み出せる場所とか発信できる場所っていうのが、足りないなと思っています。イノベーションセンターじゃないですけど、そういう場所が必要だと思っているんですよね。皆さんのアイディアと私たちのアイディアを足したり引いたり、かけたり割ったりとか。そういう作業が出てくるのが理想的」(石田氏)。

“発信の拠点”として発展すべく、石田氏は内にとどまらず、外部への働きかけも精力的に行う。開業は2013年4月だが、着々と地域とのつながりを深め、すでに数多くのイベントを開催。「本」や「出版」をキーワードにしたトークイベントやトークセッションなどを定期的に開催し、早くも地域の情報発信拠点としての影響力を持ち始めている。

11月下旬(予定)からは同ビル2階にイベント専用スペースが新設され、その発信力はさらにパワーアップする。違う所属の人間が同じ空間で仕事をするのが、コワーキングの醍醐味。そこに神保町という地の利を掛け合わせ、協働スペースとしての可能性にチャレンジする同所は、「コワーキングと地域」というテーマに、新しい風を起こそうとしている。


【設備】
ミーティングルーム(最大10人まで)。キッチン。冷蔵庫(225L)
【利用料金(共益費込、税別)】
フリーアドレス席(登記無しプラン):20,000円
フリーアドレス席(登記ありプラン):25,000円
固定席プラン:55,000円 など。
【所在地】
東京都千代田区神田神保町2-12-3安富ビル4F
東京メトロ半蔵門線「神保町駅」
URL:http://www.editory.jp/

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