働き方

クラウドソーシング×クラウドファンディング=等身大のフリーランス本出版

投稿日:2013年12月5日 / by
クラウドファンディング

フリーランス本をクラウドファンディングでクラウドソーシングが出版するプロジェクトが発進

フリーランスの実態はどうなっているのか――。「本当に食べていけているのか」、「自由を満喫できているのか」、「仕事のペースは」…。そんなフリーランスの等身大の姿を徹底取材によるコンテンツで一冊の本にまとめるプロジェクトが進行している。取りまとめるのは、クラウドソーシングでフリーランスを支援するランサーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:秋好 陽介)。資金集めは、クラウドファンディングで行う。

同プロジェクトは、(株)ワンモアが運営する「GREEN FUNDING」内に開設される出版特化型クラウドファンディングサイト「ミライブックスファンド」の第一弾として実施。「フリーランス100人のリアルライフスタイル出版プロジェクト」として始動する。

「個人事業主、SOHO、フリーランス、ノマドといった働き方の認知が広がり、会社に所属しない人たちに関する本が多く出版されています。しかし、その“仕事術”を紹介する本が多く、様々なフリーランスのライフスタイルという“生き方”を取り上げた本はほとんどありませんでした。一部のタレント的な成功者・凄腕フリーランスだけでなく、自分に合ったライフスタイルで仕事をする“リアルなフリーランス”がどんな生活・仕事をしているのか。フリーランスの支援を行う弊社としては、彼らの生き方・働き方をぜひ世の中に伝えたいという思いからこのプロジェクトを始動しました」と同社では説明する。

クラウドファンディングは、インターネットで不特定多数から資金を募る資金集めの方法。昨今、日本でもじわじわと広がりをみせている。クラウドソーシングは、人材と案件をつなぐものだが、クラウドファンディングは、プロジェクトとお金をつなぐもの。目標金額達成には、プロジェクトの内容はもちろんだが、それ以上にその実施意義や実施者の熱意が重要といわれる。

ミライブックスファンドは、紙と電子双方の出版物を制作する大日本印刷(株)、大手出版取次会社などと協力して提供する、出版企画に特化したクラウドファンディングサービス。今回のような出版の場合、企画持込み型や自費出版という道もあるが、クラウドファンディングを活用したこの手法では、資金の集まり具合がそのままマーケティングにもつながることから、新時代の出版の形としても注目される。

内容は、「フリーランス100人のリアルライフスタイル」のタイトルにあるように、フリーランス100人への50問アンケートを敢行し、データを分析するほか、20人のフリーランスの日常を徹底取材により、浮き彫りにするコンテンツなども用意される。もちろん、こうした取材や書籍のカバーデザイン等はランサーズの登録者で作成。つまり、完成本は、デザイン、コンテンツ、登場人物などすべてがフリーランスによるフリーランスパワーを結集した“フリーランス完全解剖読本”となる。

支援目標金額は、300万円。2014年1月24日まで募集する。金額は500円から受け付け、支援金の額により、リターンが変わる。1,000円の場合、編集部からサンクスメールと電子版の贈呈、1万円なら完成した本と出版記念パーティーへの招待、などがある。同社では、このプロジェクトによる出版により、「時間と働き方にとらわれない新しい働き方」のムーブメントを後押ししたい、としている。

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