
ジュース買ったら社長が「お疲れさん」という自販機
「いつも頑張ってくれてありがとう」、「お疲れさん」。タクシー会社、エムケイの営業所で従業員がジュースを購入すると、感謝と労いの言葉がかけられる。声の主は、同社の青木信明社長。なんともうれしい機能だ。
同社がダイドードリンコとの共同企画として、2015年8月6日から導入している。この自動販売機のおしゃべり機能により、金銭投入時には「はい、身だしなみを整えて、笑顔をつくって」や、商品選択ボタンを押すと「お疲れさん」、「きょうも無事故で安全運転してや」といったフレーズが社長の声で語りかけられる。
この機能を有効活用するために、自販機の上部には社長の顔写真とメッセージボートが掲載され、自販機横には鏡が設置された。直接のコミュニケーションではないものの、社長の気遣いを感じられるうれしい仕掛けであり、社員と社長の身近なコミュニケーションとして有効な手段の一つとなりそうだ。
現在、同社は5営業所に6台導入している。ダイドードリンコでは今後、他企業への展開も進めていく。