働き方

ハンズフリーの松葉杖が上陸

投稿日:2015年8月3日 / by

なぜハンズフリー可能なのか

ありそうでなかったハンズふりー松葉杖

ありそうでなかったハンズフリーの松葉杖

営業Tは、毎週末のバスケットの練習で足首を骨折。松葉杖生活となった。1か月以上は不自由な生活を強いられる。とにかく困るのが、外回りの時。ズッシリ資料を詰め込んだバッグを持ち歩いていたので、両手を自由に使えない松葉杖は、とにかく不都合。リュックにする手もあるが、夏は暑いし、重いバッグは松葉杖の使用にかえってマイナス。階段の昇降も大変だ。そんな時、クライアントにいいアイテムがある、と教えてもらったのが、『iWALKFree 2.0(アイウォークフリー)』だ。

なんとハンズフリーの松葉杖だ。日本ではプロト・ワンが総輸入元(東京都文京区)で、CQC(大阪市)が販売する。なぜ、両手を自由にして、松葉杖が使えるのか…。それは、ひざ下のみを固定するからだ。具体的には、ヒザを90度に曲げた状態で、同器具を装着。曲げた足の代わりは、支柱が“義足”として機能し、両手を自由にしての歩行が可能になる。もともとは、片足をけがしたカナダ・オンタリオ州の農夫が、片足以外どこも問題ないのに仕事に戻れない不便さを解消するため、自作したのがきっかけだった。

ケガによる片足の不自由をサポートする画期的アイテム

下腿・足首等(腓骨・脛骨・踵骨等)ひざ下の骨折、筋挫傷(ふくらはぎの肉離れ)、靭帯断裂(アキレス腱等)、靭帯損傷(足首捻挫等)など、ひざ下のケガや後遺症で歩行に困っている・悩んでいる人にとっては、画期的なアイテムといえるだろう。運動能力や身体状況など、個人差はあるが、装着歩行に慣れてくると、早く歩いたり、軽く走ることも可能だ。

製造元はカナダで、世界3大福祉機器展(MEDTRADE)で、Best Retail Product(ベストリテール製品)、Most Innovative Product(最も革新的な製品)、Best New Product(最優秀新製品)と数々の賞を受賞。1つの製品で賞を独占したことは、このショー始まって以来の快挙とのことで、製品力は折り紙つきといえるだろう。

迷わず購入したTは、最初はぎこちなかったが、すぐれた身体能力ですぐに順応。これでバスケの練習もしてみようかな、とまでいう馴染み具合だ。同時に、身障者の大変さを改めて実感し、自分が五体満足で生まれたことを改めて感謝しつつ、誰にでも優しい心を持った営業マンになろうと、心に誓い、疑似義足生活を送っている。なお、メーカー希望小売価格は、2万7,000円(税抜)。

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