働き方

副都心・新宿にある“おもてなし”満載のシェアオフィス

投稿日:2013年11月19日 / by

東京・新宿にある『HAPON新宿』へ足を踏み入れると、心地よい木の香に包まれる。発生源は、ワークフロアに敷き詰められた天然木の床板。そのフロアの中央には、日本列島の形に切り出された木のテーブルが存在感を主張している。手作り感満載の心が和む空間演出は、自然素材を生かす、という同所のこだわりだ。

ワークフロア

日本列島型のテーブルが並ぶワークフロア

共同代表の永森氏は「労働環境を良くすることこそ、日常を良くすることにつながる」という思いがある。だからこそ、ワーカーの作業効率を左右する空間作りには何よりもこだわる。本棚には、インテリアにもなるような味のある本が並び、購入も可能。価値の上がった古本も多くあり、本好きならば1日中読みふけっていたい衝動に駆られるだろう。

メインのオープンスペースの一角には隠れ部屋的な畳の空間もあり、仕事の合間のちょっとした気分転換やリラックス用途で利用者に有効利用されている。別室にある会議室も床は天然木。イスとチェアも木製で、白熱しがちな会議室さえも穏やかなムードでクリエイティブなアイディアや意見が飛び交う。

副都心新宿の真ん中に位置しながら、上質な居心地の同所。利便性はもちろんだが、地方の企業や団体が、東京のサテライトオフィスとして入居するケースが多いというのは決して気のせいではないだろう。最近では富山の企業が入居した。同所が不定期で開催する、各都道府県をフィーチャーするイベントがきっかけだった。

バイオリン型デスク

バイオリン型デスクも置かれている

富山出身の利用者が、富山のいい所をプレゼンし合い、郷土料理を食べ、地ビールを飲みながら交流を楽しむイベントだ。形だけの交流イベントでなく、HAPONが醸し出す、押しつけのないほどよい居心地の良さを体感することで、安心して入居を決めることができたのだろう。

入居者に“最高の労働環境”を提供することを最も大切にする同所。ワーキングスペースと名乗る以上、働きやすさを提供するのは当然といえるが、「それが最優先」と言い切るところは珍しい。入居したいと同所を訪れる人が後を絶たないそうだが、その集客のかなめとなっているのは、空間としての快適さを超えたホスピタリティにも通ずる居心地の良さにあるといえそうだ。

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【設備】
無線LAN、電源、カラー複合機、会議室、入退室カード、カフェスペース

【利用料金(共益費込、税別)】
ブース会員(共益費込み) 52,000円
オープン会員(フルタイム) 23,000円(ロッカーなし) 28,000円(ロッカー付き)
オープン会員(ナイト&ホリディ) 12,000円
1DAYビジター 2,000円

【所在地】
〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-4-4 武蔵ビル5F

 

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