働き方

弁護士版のクラウドソーシングサービスが誕生

投稿日:2014年8月1日 / by

誕生の背景

lawtalk弁護士版クラウドソーシングサービスが本格発進。ユーザー目線から弁護士サービスの流通最適化を目指す、弁護士法人オー・エム・パートナーズ(本社:東京都港区、代表社員:宮本裕天)が、2014年8月1日より、リーガル・クラウド・ソーシングサービスとして「LAW TALK」(http://lawtalk.jp/)をスタートした。

同サービスでは、各ユーザーが抱える悩みに対し、最も相性が合う弁護士を全国47都道府県から探し、サイト上で予約・代金決済を行い、どこにいてもSkypeで直接法律相談ができる。ICTの活用により、効率的なスケジューリングと場所の制約をなくすなどで、マッチング精度を高めながらもリーズナブルを価格を実現し、ユーザーメリットの最大化にも寄与する。

「弁護士業界は、敷居が高く、インターネットの活用やクライアントに対する利便性ないし簡便性の提供が遅れていることは広く知られています。新司法試験制度によって供給弁護士が増大しても基本的に状況は変わっていません。また、IT企業等の弁護士以外の企業が入っていくには法令規制や業界規制が強く、そう簡単ではありません。その点「LAW TALK」は、実際にクライアントと日々接する弁護士法人が運営することによって、クライアント側にも弁護士側にも安心感を与えることができるという強い利点を持っています」と同社ではサービス開始の背景を説明する。

法律相談においては、忙しい平日の昼間に時間をかけて事務所に出向き、弁護士と実際に会うまでにお茶や聞き取りで待たされ、結局落ち着いて話せる時間は少ししかなく、その後の相談は数十万円~数百万円の着手金が必要だと言われることもある。こうした状況はユーザーにとってはもちろんだが、実は弁護士サイドにも機会損失につながっており、デメリットといえる。

ICTの活用でいびつな構造を是正

同法人は、まずはユーザー側の視点からこうした時間ロスや機会不均衡の是正に着目し、新司法試験制度によって増大した供給弁護士をクラウドソーシング化。法律事務所の枠に縛られず、個人としての各弁護士の真の専門性に着目した上でIT活用による、案件との相性のマッチング精度を最適化するなどで、いびつな状況を改善。さらにSkypeを活用することで移動時間と場所の制約を取り払い、コスト減と時間ロス解消も実現した。

利用フローは、次の通り。(1)ユーザーが、自身の悩みの分野を得意とする弁護士を「LAW TALK」上で検索する。(2)気に入った弁護士が見つかったら、弁護士プロフィールページのスケジュール表で、相談予約可能な日時を確認(3)予約購入手続きへ(PayPalクレジット決済)(4)Skypeがない場合はダウンロード・インストール(5)予約した時間にインターネット環境下でSkypeを立ち上げ、予約した弁護士のSkypeのIDをリストに追加し、連絡を待つ。(6)Skype上で法律相談開始(7)予約時間の終了後に「LAW TALK」から来るメールに感想・ご意見を返信(7)その後は、再度「LAW TALK」上で相談をしたり、気に入った弁護士と実際会って、案件を依頼したりすることも可能。

同法人では今後の展望として、2014年中に、1,000人の弁護士登録/5,000人のユーザー登録、2016年末迄には5,000人の弁護士登録/50,000人のユーザー登録を目指すとしている。また、随時、ユーザビリティ向上のためのシステム修正・機能追加、さらに、より「リアルタイム性・即時性」の弁護士ニーズに着目した現代的なスマホ用アプリの開発も進めていく。

利用価格は、30分2,980円(税別)。

 

 

 

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