働き方

ネット動画時代のスマートな楽しみ方

投稿日:2015年10月13日 / by

群雄割拠のネット動画に新たな企業が参戦

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最新端末を手にネット動画戦線に殴り込んだ佐々木新一会長(左)と牧社長

ネット動画時代が本格到来となった2015年秋、ケーブルテレビのトップシェア企業(株)ジュピターテレコムが、新たに戦線に加わった。サービス開始は10月29日。独自路線で激戦に殴り込んだ同社の戦略から、ネット動画時代のスマートな楽しみ方を検証する。

国内ケーブルテレビシェア50%の同社が、満を持して参戦したネット動画戦線で、武器としたのはMVNOだ。やや奇襲のようだが、キーワードは「いつでもどこでも」。スマホとタブレットとMVNO回線をセットにし、同社の約3万8,000のコンテンツの自在な視聴を可能にすることが、強力なライバルとの差別化となる。

「昨今、テレビ視聴はモバイルへシフトしている。テレビ離れがいわれているが、コンテンツから離れているわけではない。自宅以外の場所でも番組を楽しんでもらい、もっと面白いコンテンツをみて欲しい。我々としてもちょうど機が熟したというところです」と牧俊夫社長は、モバイル動画参入の狙いを明かした。

確かに動画の視聴端末は、ここ数年、PCが下落する一方で、スマートフォンが伸びており、2014年にはPCを上回っている(総務省調べ)。国内外のネット動画配信企業が、群雄割拠状態となった2015年は、同社にとってもまさに、戦場が激しく燃え上がり、絶好のタイミングというワケだ。

大きな武器となるのが、動画コンテンツを配信する同社のアプリ「J:COMオンデマンド」へのパケット料無料サービス。これにより、専用のモバイル端末で同社コンテンツを視聴する際は、データ通信料をカウントせず、パケット料金を気にせず思う存分映像コンテンツを楽しむことが可能となる。フル活用すれば、同社のこのサービスは、MVNOとしても圧倒的に“格安”なサービスとなる。

ただし、条件はある。10月29日にセット発売される端末での視聴限定。さらにライブ放送を楽しむ場合は、同社の別サービスとの契約が必要となる。それでも、音声+データ(3G)+コンテンツ見放題で月額2,980円(2年契約)は、ヘビーなネット動画ユーザーにとっては魅力的な内容といえる。

やはり強いのは2大巨人か

2図1

では、ライバルと比較するとどうなのか。市場を切り開いたHuluは月額980円、ネットフリックスは月額650円~、アマゾンは月額実質325円、dマガジンは500円。これにMVNO回線料を合わせると、使い放題プランのものを利用するとしても3,000円は超えてくる。単純に“見放題価格”で比較すると同社のサービスに分がありそうだ。

賢く選べば仕事も快調

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“見放題端末”、日本初上陸のLG Wine Smartはガラケー型ながらタッチパネル対応のスマホ

とはいえ、同社のサービスは現時点では端末限定、さらに同社のもっとも魅力的なスポーツなどのライブ配信は、別のコンテンツ配信サービスの契約が必要という制約も含めると、勝利とはいえない。むしろ、コンテンツの豊富さでは、劣っているかもしれない。アマゾンの場合は、同じく端末限定だが、ダウンロードサービスもあり、いつでもどこでも格安に、も可能だ。

それぞれに特長があり、一長一短がある各社のネット動画サービス。それだけに、吟味すれば、自分のライフスタイルに合ったサービスは必ず見つかるハズだ。多忙なビジネスパーソンにとって、時間を気にせず見たい時に好きな番組をみれるネット動画は、時間の有効活用にうってつけ。できれば、コストも抑えられればさらにうれしい。概ね出揃った感のあるネット動画だが、配信コンテンツと、どのタイミングでみるかの視聴習慣、さらに、視聴端末になにを求めるか、等の総合判断で、ベストのサービスを選択できれば、仕事も懐事情も賢くアップさせることができそうだ。

 

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