働き方

少人数でしっかり稼ぐノマド式経営とは

投稿日:2013年11月13日 / by
ノマド式経営

ノマド式経営では固定のオフィスもなくスタッフとも直接会うことはほとんどない(平城氏撮影)

小資本でも勝利できるノマド式経営

今年の私のミッションの1つとして、『ノマド式経営』を広めるというものがあります。従来の経営においては、『ヒト・モノ・カネ』が重要とされてきました。なるべく優秀なヒトを沢山採用し、なるべく良いモノを仕入れ、大きな資本を集めた者が勝利できる、というモデルでした。

しかしこれは、毎年の経済が成長していることが前提の考え方ではないかと思います。ヒト、モノ、カネを増やしていくと、『大企業』というものが形成されますが、そこに所属している人達というのは、必ずしも幸せではありません。必ずどこかに『歪み』が生まれます。

一方、『ノマド式経営』の考え方はというと、

時間や場所に縛られないこと

労働集約型のビジネスからの脱却

少数精鋭かつボーダレスな組織

ITの徹底的な活用

効率化、自動化されたビジネスモデル

が挙げられます。

どうやって経営していくのか

実際、私は現在アジアを自由に飛び回り、インターネットにさえ繋がれば、どこにいてもビジネスを動かすことができる環境を構築しています。日本国内に3社、海外に7社、合計10社の法人を持っていますが、関わっているスタッフは10名以下です。

また、このうち1社以外は固定のオフィスを持たず、共同経営者やスタッフとは、直接会うことも殆どありません。しかし、毎日のようにメール、Skype、Facebookといった手段を使って、やり取りは行っています。

本当に面白い企業経営手法だと思いますが、こういったやり方をしている人はまだ殆どいないと思います。ですので、これを広めていく活動をしていきます。

会社を上場させると、経営陣はお金は儲かるかもしれませんが、家庭が崩壊することが多いようです(苦笑

また、従業員が幸せになれるかというと、これはギモンです。

一方、ノマド式経営を採用すると、従来の企業体で起きている様々な問題を、一気に解決することができます。様々なことから自由になり、人生におけるあらゆることについて、自分で決定できるようになります。誰にも媚びることなく、自分の意思で生きることができるようになります。家族も大切にすることができます。<毎週水曜日更新>

連載:グローバルに自由に稼ぐ働き方の実現法


海外ノマドマスター・平城寿【プロフィール】平城 寿 Hirajo Hisashi
1976年宮崎県生まれ。九州大学工学部卒(1999年)。もともとITエンジニアで、2004年にSOHO事業者向けビジネスマッチングサイト「@SOHO」を1人で立ち上げ、4年で日本国内No.1の会員規模にまで育て上げる。その後インターネットの可能性に魅了され、自らネットを活用した「場所や時間にとらわれないワークスタイル」を実践。2011年より海外に拠点を移し、アジアを中心に毎月5都市以上を訪問。『海外ノマドスタイル』を確立して、その魅力を発信している。

平城寿公式ブログ:http://hirajo.com/
平城寿Facebook:http://www.facebook.com/hisashi.hirajo
@SOHO:http://www.atsoho.com

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について