働き方

ノートを立たせる便利な文具の使い方

投稿日:2013年9月5日 / by
立たせるからPCとの相性が抜群

立たせるだけで、ノートからパソコンへのデータ移植がこんんなにスマートに

ライターIは、取材から会社へ戻るとノートをパソコンの横に置き、右を見て左を見て、執筆作業を行う。正確にいえば、パソコン画面を見て、机上のノートに目を移して、を繰り返す。つまり、首を斜め上下に動かしている。

少し不自然な動きのため、隣の女子社員に勘違いされ、変態扱いされたこともある。それも気の毒だが、なによりも首を斜めに上下することは、ノートをみてデータや文章を打ち込む目の作業導線において、無駄が発生する。パソコン画面から視線が外れる瞬間があるからだ。

こうした無駄をなくす、画期的なアナログ文具が登場した。その名も「立つノートカバー」。名は体を表す、そのものの“立たせることができるノートカバー”だ。ノートカバーでありながら、スタンド機能を持つ。ありそうでなかった便利文具である。

使い方は簡単だ。取材メモなどを書き記したノートを180度広げながら、切れ込みの入った背面の中央付近を引き出し、折り紙のように折り曲げて、スタンドにする(画像参照)。これであっという間にノートスタンドの出来上がりだ。あとは該当ページを開き、パソコンの横に並べるだけ。パソコンを2台並べているようにも見えるその仕事風景はいかにもスマートで、実際はともかく、できるビジネスマンに見えてくるから不思議である。

立つノートカバー

ノートカバーとしての使い勝手ももちろん抜群

制作したのは、“ひとり文具メーカー”ベアハウスの阿部ダイキ氏。企業勤めを辞め、自分の欲しい文具を形にする文具アーティストだ。完成までに40個以上の試作品を作成し、目的や強度、デザイン・脚の構造、角度、素材などあらゆる角度から最適化を図り、1年近い歳月かけ、作り上げた。

ライターIを変態扱いした女子社員は、立つノートカバーをみて、「これ、キッチンでレシピをみるのにピッタリ」と変態発言などすっかり忘れ、すぐに追随。50代の上司は、子供の勉強ツールに、とライターIに続いた。価格は1680円~でサイズはB6、A5、B5の3サイズ。カラーは黒と白の2色。

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