働き方

在宅勤務と週休3日に共通する課題とは

投稿日:2015年8月20日 / by

お毒 秋から通勤ラッシュが少し緩和されそうね。

猫田先生 何の話や。ダイヤ改正か?

お毒 違うわよ、10月からリクルートの全社員対象の在宅勤務制が始まるでしょ。ユニクロの地域正社員約1万人を対象にした週休3日が導入されるじゃない。通勤する人が、一気に減少するってことよ。

毒舌家

編集部ニシ リクルートの在宅勤務は、まずは約2000人を対象にスタート。数百人の活用を見込んでいます。ユニクロはまずは地方勤務の社員を中心にスタートします。リクルートの場合、上限日数なし、理由も問わずですから、企業の在宅勤務としてはかなり大胆なスタイルですね。ユニクロの週休3日は、1万人内の2割程度を見込んでいるようです。狙いは、介護や子育てと仕事の両立です。

へん0お毒 なんだか働き方も随分と柔軟になりつつあるのね。あ、そうそう、シャープの大量リストラもあったからさらに電車は空くかもね。

編集部ニシ 人ごとだと思って随分ひどいこと言いますね。ま、現実的には実感するほどの混雑緩和ないでしょう。ただ、今後もこうした企業はどんどん増えていくでしょうから、通勤ラッシュは将来的にはなくなる可能性はありますね。

猫田先生 時短やフレックス、朝型残業なんてのも拡がってるみたいだから、朝のラッシュってのは、なくなっても不思議はないな。

お毒 そうなるとオフィス自体も縮小する企業が増えそうね。無駄なコストになっちゃうものね。

ニシ リクルートは在宅勤務導入にあたり、オフィス縮小を検討。フリーアドレスへの移行を考えているようです。在宅勤務を導入する企業では、珍しくないですね。ユニクロの週3勤務については、希望者のみですが、変則労働時間制を活用し、1日10時間とすることで給与水準はキープするみたいです。

猫田先生 在宅勤務にしても週休3日にしても、「評価」というのが難しくなるだろうな。片や見えない、片や休みが多い。評価に対し、どこかからなにがしかの不満が起こるのは避けられそうにねぇな。どちらもあくまで希望者のみだから、通常勤務の社員と混在するわけだしな。

ニシ そうかもしれませんね。ただ、いまは世の中が「時間より成果」へシフトしている真っ最中。ひたすら長時間働いてアピールすることが無意味になりつつありますから、その心配は杞憂じゃないですか。むしろ、心配すべきはコミュニケーションの減少の方でしょう。

お毒 どちらについても社員同士が顔を合わせる回数が減るわけだもんね。遠隔業務のツールは発達してるけど、生身の体にはとうていかなわないもの。バーチャルセックスなんてアタシ絶対だめよ。
nekodaBup
猫田先生 グーグルなどはオフィスで社員が顔を合わせないとイノベーションは生みだせないなんて言ってるものな。ちょっと立ち話、なんてことがなくなるわけだからその弊害はあるのかもしれねぇな。

ニシ 先日取材した企業も最先端テクノロジーを追求する企業ですが、オフィス勤務を必須としていました。それもリモートワークを導入して試行錯誤した末に。理由はやはりグーグルと同じです。

お毒 通勤ラッシュは勘弁だけど、コミュニケーションは必要ってことね。だったら、アタシの店みたいなところが、ノミニケ―ションの場として、今後再脚光浴びることはないかしらね、この流れに乗って。「ノミ・トーキングスペース」ってどうかしら。

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