
映像制作に特化した仕事依頼サイト
映像制作を行うSIGNARISE(所在地:東京都)は、映像の仕事を依頼したい個人・法人の方が、様々な得意分野・実績を持つエディター(映像編集者)の中から条件に合いそうな相手を検索し、直接メッセージを送れる、映像制作に特化したマッチング支援サイト「Editor’s Link」(http://editorslink.com)を2013年5月14日、公開した。
同サービスは、サイト上でやりとりを行わず、エディターが登録したメールアドレスに依頼内容と連絡先を転送するシステム。クラウドソーシングというよりも、映像業界の「電話帳」のようなサイトとなっている。
「メッセージフォームに記載した依頼内容と希望連絡先は、相手のエディターが登録したメールアドレスに転送されるため、サイトにアクセスすることなく双方間で迅速に仕事を進めることができます。スピード感を求められ、公開できない案件が多い映像業界だからこそ、サイト上でやりとりを行うクラウドソーシングサイトではなく、マッチングを成立させることに焦点を絞った、映像業界の「電話帳」のようなサイトにしました」と同社ではこのシステムにした理由を説明する。
使い方は、仕事を依頼したい個人・法人の場合、1:仕事のジャンルや制作環境などから、条件に合うエディターを検索。2:検索結果から、プロフィールなどを参考に、コンタクトを取りたいエディターを探す。3:メッセージフォームに概要・納期・予算・連絡先などを書き、メッセージを送信。4:送信内容がエディターの登録メールアドレスに転送されるので、返信を待つ。5:マッチングが成立した場合、以降は自由にやりとり。サイト上での作業は一切必要ない。
仕事を受注したいエディターは1:得意分野や使用ソフト、制作実績、連絡を希望するメールアドレスなどを掲載し、ユーザー登録。2:仕事依頼・コンタクトを待つ。
昨今、単独コンテンツとしてはもちろん、プロモーション戦略、WEB戦略、ソーシャルブランディングなどでも「映像」の需要は高まっている。一方で、映像制作を支えるプロフェッショナルが数多く存在することはあまり知られておらず、いざ仕事を依頼したくても、「どこで」「誰に」依頼すればいいのか分かりづらいのが日本国内の現状。
「海外では「Editor」という職業の認知度が高く、職業人口も多いため、エディターを探して仕事を依頼できるWebサイトが複数存在するが、国内では、大手クラウドソーシングサイトのカテゴリの一つに「映像編集」があるだけ。業界内のエディターが多数集まる専門サイトは存在しない。そうした背景もあり、映像制作に特化した仕事依頼サイトの制作に着手しました」と同社は、映像制作専門のマッチングサイトの意義を解説する。
今後は、エディターのプロフィールの延長として、これまでの仕事内容などを語ってもらうインタビューページを製作予定。経歴・実績・性格などを掘り下げることで、理想的なエディターを探しやすくするなど、クオリティを高めながら、国内エディター人口の増加にも貢献していく。
なお、エディター登録、仕事依頼・コンタクトなどすべての機能は無料で利用することができる。