働き方

過半数が「働き方を変えたい」と思っている

投稿日:2015年5月25日 / by

timecard制作部のNは、ゴールデンウィーク明けから働き方を変えた。それまで試行錯誤して残業減を目指していたが、一向に改善されなかったからだ。Nの結論は、「業務量に処理速度が追いついていない」。解消には処理速度を上げるか、業務量を減らすしかない。Nは、後者を選んだ。優先順位を明確にし、下位でどうしてもやる必要のない業務は最悪、斬捨てることにしたのだ。

(株)もしも(実藤裕史社長)が実施した「個人の働き方に関する意識と行動調査」(有効回答720人)では、「働き方を変えようと思ったことがあるか」の質問に対し、ハイと答えたのが51%(369人)だった。イイエも49%で拮抗しているが、かつてに比べれば働き方を変えたいと考える層が増えている印象だ。なぜ変えたいのかについては、「会社に不満」が128人、「心機一転したくて」が110人で抜け、3位「病気になった」(37人)以下を大きく引き離した。

では、具体的に何をしたのか? 1位は断トツで「転職」(111人)、2位が「本業を持ちながらネット副業」74人、3位が「在宅/時短勤務」70人となった。このことからは、「会社への不満」が、長時間労働や低賃金ということが透けてみえる。この内、実際に行動した人は35%。働き方を変えたいと答えた人では17.5%が「行動した」と回答した。

自らの意思で働き方を変えたNはこの調査と照らし合わせると“少数派”といえるが、転職するつもりはサラサラない。あくまでも膨大な業務量に対する適正な対処のし方を一ビジネスパーソンとして模索し続ける決意だ。とりえあず、業務量を減らす選択をしたNだが、状況によっては、会社と掛け合ってでもリモートワークや週休3日、ABWなどへもトライし、生産性の最大化を実現するつもりだ。

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