
エンジン設計技術者
概要
エンジン設計技術者は市場のニーズ、使用目的に応じて品質が良く信頼性が高いエンジンを設計する仕事を行う。その機能、機構、大きさ、重量、生産数量など全てが使用目的により異なる。新しいエンジンを開発する場合、開発(設計)担当技術者は他の関連部門の担当者と協議し、その機能を選択し、他社と比べて出力、重量、燃費、環境対応などで優位性のある構想を盛り込んで独自の開発企画書をまとめる。仕事は設計図面の作成のみではなく、最適な解を具体的に実現する広範な活動が求められる。
その職業に就くために
エンジン設計技術者として設計技術の仕事を遂行するためには、高度な理工学の知識を持ち、機械工学、材料力学、熱力学、流体工学、電気工学等の技術を習得する必要がある。
このため、大学の工学部の機械工学科、専門学校等の機械科で勉強し知識を習得しておくことが望まれる。
年収
538万円
適性
設計業務という仕事のため、創造力とエネルギーを発揮して精進すれば、大きな成果や仕事の達成により技術者としての誇りや喜びを味わうことができる。環境への配慮や企業のグローバル化が加速する中で、国際競争力を持ち、総合先導技術、新プロセス技術、省エネルギーなど市場の多様化に対応できる技術者の需要が高まるものと思われる。