
水産ねり製品製造工
概要
水産ねり製品製造工とは、かまぼこ製品の製造を行う仕事である。たん白質が豊富であり、さらに低カロリー、低脂肪のかまぼこ製品は食生活を豊かにする食品として、人気のある食品だ。製造技術の進歩により様々な形のかまぼこが作られている。はんぺん、つみれなどのゆでかまぼこや、カニかまぼこやオードブルかまぼこを総称して「かまぼこ製品」と呼んでいる。
その職業に就くために
入職にあたって、資格などは特に必要とされない。新卒者の採用では、高校の水産系、工業系、普通科、大学の食品加工関係学科や水産学部、短大の調理、栄養学科の出身者が多い。採用後には研修が行われる。かまぼこ作りは専門的な技術を必要とするため、「水産ねり製品製造技術士」という資格を取得していると良い。試験内容としては、生魚コースと冷凍すり身コースがあり、階級は1、2級である。
年収
351万円
適性
かまぼこは、おせちの膳を彩り、めでたさを盛り上げる食品であるため12月は生産量が増え、残業が多くなることもある。また、梅雨の時期の閑散期は勤務時間が短くなることもある。就業者は男性が4割、女性が6割で女性はパートタイマーが多い。労働環境は、水を多く使用する場であり、冬は寒さが厳しい環境である。