
林業技術者
概要
動植物の生息・育成の場の提供、水質の浄化、土砂の流出の防止など多機能を持つ森林を維持し管理をしていく。林業技術者には多くの分野がある。現地調査でデータを集めて森林の管理・経営の方法を提示したり、林業作業者への指導、木材・紙・パルプ工場において材料の調達・加工に携わったり、木材の輸入・販売も行ったりする。
その職業に就くために
高校、短大、大学で森林・林業の専門知識を学んだ者が多い。働く場は様々であり、国土交通省・環境省・農林水産省などの官公庁に勤めるには公務員試験に合格しなければならない。その他、材木やパルプ系企業、観光開発や不動産会社などに働く人もいる。技術士、測量士、林業普及指導員、林業架線作業主任者、林業技士・森林情報士などそれぞれの分野によって、必要とされる知識・資格がある。
年収
588万円(職業ナビ)
適性
森林を評価して、開発・計画を行うため観察力や判断力があることが望ましい。輸入や販売などに携わる場合には、経営力が必要とされる。その他にも、指導を行う際にはコミュニケーション能力やリーダーシップがあるとよいだろう。現在、森林と密接に関係した地球温暖化や酸性雨などの問題が起こっているため、そのような地球環境に関心を持てるとよいだろう。