
ハウス野菜栽培者
概要
野菜をビニールハウスや温室を用いて栽培する。気象条件に左右されにくく、さらに温度調整のできるハウスでは、ハウス内の温度を作物の成長に合わせてコントロールできるため出荷時期を早めたり、商品価値を高めることができる。ハウス野菜栽培者は、野菜を育てるだけではなく、生産量や出荷時期等の計画を立てたり、経営も兼ねていることが多い。実際の仕事は、土作りから種まき、育苗、植え付け、収獲などである。
その職業に就くために
特に必要な資格はない。大学や専門学校で農業知識を得たり、研修やセミナーで学んでから従事する人が多い。最近では、初心者のために県や市で、農業支援をしてくれるところが増えている。畑を耕すためにトラクターを使ったり、収穫物を運ぶためにトラックを運転したりするため、運転免許を持っているとよい。
年収
農業所得441万円(総所得603万円)
適性
機械を使った仕事や、屋外での作業が多くなるため体力があることが望ましい。また、野菜の発育状況に応じて、肥料をあげる・ハウス内の温度を調節する等の作業を行うため、注意力が必要だ。自分が育てた野菜が、誰かに食べられることを考え、野菜と真剣に向き合って育てていく仕事である。