
果樹栽培者
概要
ビニールハウスや露地の果樹園などで、リンゴやミカンなどの果物を生産する仕事。日本では数多くの果樹が栽培されており、現在農林水産省が認めている果樹は31品目となっている。年間作業としては、土壌の整備、除草、害虫駆除、収穫、枝の整理。近年では、ネット販売や品種改良に力を入れている農家もある。
また、果実のもぎ取り体験ができる観光果樹園が人気を集めている。
その職業に就くために
学歴・資格はなく、大学や高校で果樹栽培について学んでいると有利。収穫時には特に忙しいためアルバイトやパートの求人が行われる場合があるため、そこで経験を積むのもよいだろう。新規で始める人のために、組合や協会が相談を受け付けている場合もある。
年収
172万円
総所得450万円(職業ナビ)
適性
作業はひとつひとつ手作業のものが多く、時間がかかる。そのため、体力とともに単純作業が好きな人が適している。また、果物は天候や病害虫の影響が受けやすいため、常にこまやかな管理ができると望ましい。さらに、運営・販売するにあたって、新たな販売方法を確立したり、品種改良を行う経営能力や発想力が求められる。