パソコン組立・調整工

概要

パソコン生産の最終工程を受け持つのがパソコン組立・調整工の仕事である。工場において、精密に加工された装置部品を組合わせてパソコンの本体を作り上げる。作業は組立工程と検査工程のふたつに分けられる。検査工程の作業者は、検査結果をモニターで確認する。不良がないと確認された製品は問題がなければ、梱包出荷ラインへ搬送する。

その職業に就くために

入職に資格は必要とされない。学校や公共職業安定所の紹介により入職するケースが多い。入職後、研修を受け実務を通し技術を磨いていく。仕事について間もないうちは単一の工程を担当するが、慣れるに従い、他の工程の作業も任されるようになる。

年収

530万円

適性

毎日パソコンを組み立てる仕事であるので手先の器用さ、予定通りの台数を組み立てていく根気力、忍耐力が必要とされる。パソコン低価格に競争によりコストダウンのため、最近は生産拠点を海外労働力にシフトする傾向もあり、今後、労働力の需要は減る可能性がある。