
めっき工
概要
めっき工は、金属、プラスチック、セラミックなどの表面を薄い金属の被膜で覆う「めっき」の仕事を行う。めっきはサビや浸食を防ぎ、製品を美しく見せるため、仕上げに用いられる工業用品のことを言う。めっきの方法には、電気めっき、化学めっき、真空めっきなどがあるが、普通めっきというと電気めっきや化学めっきを指す。
めっきを行う工場の従業員は、大きく分けると、めっき作業を行うめっき工、素材の研磨作業を行う研磨工、めっき液の分析を行う分析試験工、めっき製品の検査工、包装工に分かれる。
その職業に就くために
高卒者や同程度の学力のある者は、高等職業訓練校に入校してめっき技術を習得することもできる。めっきの段取りやめっきの厚み指定を行うために、めっきの種類、品物、要求品質に応じた薬品層の組成と処理条件などめっきに関する基礎知識を持っている必要がある。
年収
371万円
適性
工場内は大変蒸し暑くなる。また、化学反応で出る異臭ガスや沸騰状態から湧き出すガスなどに対し敏感な体質であると、体調に影響する恐れがある。可能ならば、面接時に工場内の見学を希望し事前に職場環境を把握しておきたい。