
ミシン縫製工
概要
ミシンを使用し、布地などの素材を縫い合わせ、衣類などの製品を完成させることがミシン縫製工の仕事である。縫製の対象は、衣類以外にも、建築工事用シートなどの資材や、帽子、寝具、カーテンなどがある。製品は大量生産される物を扱うため縫製の工程は流れ作業であり、型紙に基づいてパーツを作り、作ったパーツを手順に従って縫い合わせるという流れだ。
その職業に就くために
入職にあたり、資格は必要とされない。縫製作業には、作業工程によって難易度が異なり、3か月程度で習得できる工程から1年以上の経験を必要とする工程まで幅広い。ミシンを扱う仕事であるため、専門学校や、被服科でミシンの技能を学んだ者、手先が器用な者は仕事で力を発揮しやすいだろう。
年収
190万円
適性
ミシンを扱う仕事であるので、女性の労働者のほうが多い。就業形態としては、中高年主婦の就業が多くなっていることもあり、パートタイム勤務が多い。製造業には欠かせないミシン縫製の仕事であるが、メーカーの下請け会社になると人件費を削るようになり、必然的に賃金は低くなる。最近は、日本人ではなく外国からの企業研修生、あるいは外国に生産工場を移しての安い労働力でミシン縫製工の仕事をさせるケースも増えている。