
染色工
概要
染色工の仕事は様々な染料、薬品などを用いて、機械装置により糸や織物に染色整理加工を行うことだ。染色整理加工は、素材や色、手触りにより、毎回行う作業が違うため、機械技術が発達しても人間にしかできないような微妙な調整を行うことが必要になる。そのためには、仕事で数多くの経験を積む必要がある。染色工程は、生地を一気に染める無地染と、一色または多色を使って柄染をする捺染の2つに分けられる。
その職業に就くために
資格は特に必要としない。高校卒業後にそのまま入職するか、工学部系の大学を卒業し入職するのが一般的な入職経路だ。美的感覚に優れた人やファッションに通じる人も向いている。
年収
323万円
適性
機械技術が発展し労働需要は減少が見込まれている。しかし、染色工には経験を兼ね備えた熟練にしかできない職人技がある。色合いのセンスやもの作りに対するこだわり、日本の伝統文化を継いでいく強い志がある者には向いている職業である。