
テレビ・ラジオ放送技術者
概要
テレビ・ラジオの放送局で、番組制作の技術に携わる仕事をする。業務は、カメラ、マイクロホン、VTRなどの機材を駆使して番組制作に携わる「制作技術」、放送スケジュールに基づいて映像や音声を電波に乗せる「送出技術」、放送電波を発射して、各家庭まで送り届ける「送信技術」、デジタル化などに対応する新技術や機器について開発を行う「研究開発技術」と4つに分かれている。
その職業に就くために
就職先には、テレビやラジオ局、番組制作プロダクションがあげられる。工学系の大学や専門学校を卒業した新規学卒者が採用される。しかし、最近では芸術学部や放送学科のような文系の学生を採用するところも増えている。また「送信」の仕事には、無線技術についての専門知識をもつ「陸上無線技術士」という国家資格が必須となる。ただし、この資格は入社後に放送技術についての教育が行われてから、取得するケースが多い。
年収
774万円(職業ナビ)
適性
制作部の業務は、長時間のスタジオ撮影や、悪天候のもとで野外撮影が行われることもあり、体力があるよい。また、ただ流すだけではなく、ディレクターの演出をくみ取って反映させることが求められるため、センスが必要となる。