
映像編集者
概要
映画や番組で流す映像を、ディレクターの指示のもと、編集・加工を行い完成させる。映像編集者の仕事は大きく2つに分かれている。録画収録された番組を放送時間に合わせて編集すること、番組内で使用される録画映像素材を作成することだ。編集作業には「ワーク起こし」「オフライン編集」「オンライン編集」「カラーグレーディング」と呼ばれる仕事を行い、映像を仕上げていく。現在は「ノンリニア編集」と呼ばれる高性能な編集ソフトを使って行われる。
その職業に就くために
映像・音響に関連した専門学校か、映画・映像学科などが併設されている大学で学んでから就職するのが一般的。必須の資格はないが「映像音響処理技術者資格認定試験」に合格する程度の知識が求められている。その他に、無線技士、電気工事士、CGクリエイター検定の資格を取得していれば、就職する際に有利になるといわれている。
年収
300万円~400万円
適性
採用後はアシスタントの立場にあたる「サブ」につき、一人前になったら「メイン」になることができる。メインになるまでに平均3年程度かかるため、技術を積極的に身に付けようとする勉強熱心な姿勢や忍耐があるとよい。また、勤務時間は不規則であり、さらに残業が多い仕事なため、体力が必要だ。