
動物園飼育スタッフ
概要
動物園で飼育している動物の世話を行う。具体的な仕事としては、動物の健康状態のチェック、餌やり、動物舎の修理・点検・掃除、入園者への説明、動物の調教など多岐にわたる。近年、絶滅危惧種に指定される動物も増える中で、動物園は繁殖や種の保存を行い、動物を保護する役割も担っている。
その職業に就くために
関連する資格に飼育技師がある。しかし、これは2年以上の飼育実務経験が必要であるため、入職にあたっては必要とされていない。専門的な知識が求められるため、一般的に高校の畜産学科、動物専門学校、大学の畜産系学科・動物学系学科などを卒業した人がほとんどだ。また、公営の動物園に就職するには、公務員試験に合格しなければならない。欠員補充の場合が多く、採用に巡り合うかが大きなポイントとなる。
年収
364万円(職業ナビ)
適性
言葉を発しない動物の、苦痛や病状、少しの変化を読み取る洞察力や観察力が必要。また、入園者に向けてショーを行う場合もあるため、コミュニケーション能力もあるとよい。動物の飼育は一日も欠かすことができない業務であり、また動物の習性によっては夜間作業が多いこともある。そのため体力や自己管理をきちんとできることが求められる。