インタビュー

フリー素材としての生き方、働き方

投稿日:2014年10月21日 / by

ぱくたそ すしぱく氏 大川氏 インタビュー

ookawa-frontフリー写真素材サイトとして有名なPAKUTASOには、フリー素材の人として有名な大川氏が広報担当として従事している。大川氏の役割は主に写真素材としての顔出しだけではなく、Facebookの更新などの実務的なところも兼ねている。

そんな大川氏とすしぱく氏は一体いつからどのようにして一緒に働くことになったのであろうか。

「運命の出会い」といっても過言ではありません

大川氏「もともと僕とすしぱくさんはTwitterで相互フォローの関係にあったんですけど、ある日僕の方から、すしぱくさんに対してアプローチをかけたんですよ。『何でもやります』って、最初は丁寧な文章でメールを書きまして、そこではじめて合流したのがきっかけです」

―発足時から一緒というわけではなかったんですね

大川氏「ええ、最初から一緒というわけではありませんでした」

すしぱく氏「でも、あの時、大川さんが来て一緒にやりましょうっていうのがなければ、ぱくたそは今のような形にはなってなかったんですよ」

大川氏「運命の出会い」

すしぱく氏「そう、運命の出会いですよね(笑)。大川さんには今年の1月からぱくたその広報をお願いしているんですけど、大川さんしっかりものなので、ちゃんと毎日Facebookの更新してくれるんですよ。最初はそんなペースじゃなくてもいいと思ってたんですけど、毎日やってくれてます」

大川氏「昨日さぼりましたけどね。ですから、今日はまだ更新されてません(笑)」

すしぱく氏「他にも大川さんと一緒にやってよかったという点では、家が近かったというのも大きかったですね。気軽に打ち合わせできる距離というのは、とても重要だと感じました」

大川氏「やはり、顔を合わせているって大事ですよ。顔を合わせて話をするだけで信頼も生まれますし、顔見知りっていうだけで仕事を貰えることもありますからね。僕は今ライティングのお手伝いとかしているんですけど、そういった仕事を貰えているのも、いろんなところに出向いて、いろんな人と知り合ったからだと思うんですよね」

無職としての大川氏から社畜としての大川氏へ

ookawa-laugh―大川さんは無職ということを公言されていますが、実際はどうなんですか?

大川氏「いや、肩書はなんでもいいんですよ。ライティングの仕事などもしてますけど、ライターと名乗るまでもないかなと思ってます。そこまでちゃんと本格的に書いてないですし、まあ、なんでもいいかなって(笑)」

すしぱく氏「でも、自分で無職って言い切っちゃうのって新しいですよね。普通の無職だったら家に引きこもって、親のすねをかじっているじゃないですか。でも、大川さんは違いますからね」

大川氏「最近、社畜の方がかっこいいかなって思ってるんですよ。無職はもう古いですし、競合が結構いるじゃないですか」

すしぱく氏「大川さんが社畜になるんですか?(会)社に属してないじゃないですか」

大川氏「僕は会社じゃなくて、社会という枠の中で働き続ける社畜なんです」

すしぱく氏「うまいこと言いましたね(笑)」

フリー素材としての素質

ookawa-front-2―大川さんの顔って、フリー素材としてとても使いやすいと思うんですよ。いい意味で嫌みのない顔といいますか。

大川氏「それは自覚してます。僕ってフリー素材として天性の才能をもっているんです(笑)フリー素材に必要なものは?ってよく聞かれるんですけど。一番必要なのは癖のない顔だと答えてます。基本的にイメージカットとして使うものなので、変に個性があると使いづらいじゃないですか」

すしぱく氏「それ以上に、大川さんのいいところは、素材として使うにあたってのハンドリングがしやすいところなんですよ。たとえば、大川さんの写真って『口臭がひどい人』っていうのにも使われるじゃないですか。それでも大川さんは何も言わないんですよ。他の人だったら文句の一つも出てもおかしくないところですが、大川さんからはそういった不満がでてこないんです」

大川氏「だって、僕じゃないですもん。いや、写ってるのは僕なんですけど。口臭がひどいのは僕じゃない」

すしぱく氏「その割り切った感じがいいんですよ。そういった広告に使って貰ってること自体がいいことじゃないですか」

大川氏「ネタにもなりますしね」

すしぱく氏「そういう意味で、大川さんって偉大なんですよね。とても使いやすいですし、何でもやってくれます。あと、顔だけじゃなくて性格の面で見ても嫌みがないんです。写真を使われるときって自分のいいとこアピールすると思うんですけど。そういうのがないんですよね。『自分の顔があるんで使ってください。使えなかったらそれはそれで別にいいですよ』程度のスタンスなので本当に助かってます」

大川氏「評価は人が決めるものじゃないですか。自分でもある程度は評価基準を設けて仕事はしますけど、それを人に押し付けてもしょうがないんですよね」

―最近、大川さんはフリー素材としてだけでなく、イベントなどにも参加されていますよね?大川さん自身タレントとしての価値も高まってきてるんじゃないですか?

大川氏「まだまだ、そういうのはないです。でも、こういった活動を続けていくにあたって、最低でも平均点は取らなきゃいけないと思いながら取り組んでいます。撮影にしてもそうですけど、トークイベントなどでも、下手を打ったらもう呼ばれないんじゃないかっていう怖さはありますね。『これって大丈夫かな』とか『このクオリティじゃもう仕事来ないんじゃないかな』って気にしながら仕事はしてます」

すしぱく氏「でも、それを気にしないといい仕事ってできないじゃないですか」

大川氏「ええ、ですから仕事を貰っている以上、最低限のクオリティは保たなきゃいけないんですよね」

―大川さんがそうやっていろいろなところで仕事をしていることで、ぱくたそにとってもいい影響ってありますよね。

すしぱく氏「そうですね。ぱくたそのPVを上げるためには大川さんを有名にするのが一番手っ取り早いんです(笑)」

大川氏「本当にそれはありますよ。お金かけて広告を出す以上に宣伝効果はあると思います」

すしぱく氏「早くテレビに出てくれれば」

―そろそろオファーが来るんじゃないですか?

大川氏「全然来ないです(笑)」

すしぱく氏「残念ながら(笑)」

今後のぱくたそにおけるフリー素材に求めること

pakutaso-sticker―ぱくたそでは今後もフリー素材のモデルを募集していくんですよね。

すしぱく氏「ぱくたそでは常にモデルやカメラマンの募集はしています。その中でも、モデルになりたいっていう人からの連絡は、ものすごくたくさんきます。中には『大川さんに憧れて』とか『大川さんみたくなりたくて』って人も結構多いですね」

大川氏「でも、僕を目指して素材になりたいっていう時点で採用はしませんね。もっと自分らしさを持った人の方がありがたいです」

すしぱく氏「ぱくたそではいろいろなシチュエーションの素材を準備したいと考えているので、大川さんで十分な素材であれば、大川さんを起用するんですよ。なので、もっと違ったキャラクターが欲しいというのはあります。ちょっと前にマックスというハーフの人をモデルとして撮ったんですけど、彼は本当に良かったですね。素材の幅が広がりました」

大川氏「極端な話、次に欲しいのは中年小太りのおじさんとかですね」

―確かにニーズがありそうですね。


フリー素材として有名になった大川氏と、その写真を撮り続けているすしぱく氏と話をしていて感じたことは、二人ともプロ意識が高いということである。いかに世の中のニーズに応えようとしているか、いかに素材のクオリティを上げようとしているかが、会話の中からにじみ出ていた。本気で仕事をしているからこそ、良いものが作られそれが人に受け入れられている。

フリー素材としての大川氏の生き方。その部分を切り取ってみても、仕事に対する姿勢は見習わなければいけないところはたくさんある。被写体としての演じ方や、写られ方一つで写真の出来は大幅に変わってくることを大川氏は知っているのだ。たとえ、それがフリー素材というジャンルで、そこに大きな対価はないとしても、人に受け入れられる仕事というのは、こうして生まれていくのだ。
人のニーズと写真のクオリティを追求しながら、ぱくたそではこれからも楽しい素材が提供され続けていくことだろう。

bekonpiyopiyo「PAKUTASO」
http://www.pakutaso.com/

運営者 すしぱく氏

すしぱくの楽しければいいのです
http://www.susi-paku.com/

広報:大川竜弥

大川竜弥のブログ
http://ryumagazine.hatenablog.com/

すしぱくさんのインタビュー記事はこちら
「会社員が個人でフリー素材サイトを運営するために」

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