
2014年から仕事の質をグレードアップするならこのタブレット

写真:ビックカメラ赤坂見附店のタブレットPCコーナー
【働き方の磨き方 特別編】
2013年はタブレットが市民権を得た一年となった。2011年にスマートフォンが爆発的に普及。タッチ端末が浸透した中で、より大画面、高機能を求めるニーズが熟成され、一気に拡大した。瓦版では、2014年のよりよいワークスタイルをサポートするアイテムとして、働き方を考慮しつつ、目的別におススメタブレットを紹介する。
最新タブレット売れ筋ランキング
まずは、ビックカメラの11月度のタブレット売れ筋ランキングベスト5をみてみよう。まさに売れ筋の最新タブレット端末が、見事に上位を独占している。iPad、Surface、Nexus7。この3端末は、タブレットの3強といえる。ランクインしているのは、いずれも前モデルから進化した最新モデルだ。
11月度売れ筋ランキング(ビックカメラ)
1位:iPad Air(アップル)
2位:Surface Pro2(マイクロソフト)
3位:Surface 2(マイクロソフト)
4位:Nexus72013年版(Google)
5位:iPad mini Retinaディスプレイモデル(アップル)
では、どれが“買い”なのか。その前に、なぜタブレット端末が必要なのか、を考えてみよう。スマートフォンは、2年前の爆発的普及でほとんどのビジネスマンが保有するアイテムとなった。基本的にはタブレットと機能は変わらず、少し画面が大きいくらいのものをわざわざ購入する必要があるのか…。このあたりの考え方で、どのタブレットが適しているのかが決まってくる。
不要派:「スマホあるし特に必要なし」
確かに、絶対的にタブレットが必要かといえば、そうとはいいきれないかもしれない。というのも、タブレット端末はどちらかといえば、ネットや動画、電子書籍をみるのに適しており、ビジネスユースで考えた場合、ノートPCで十分であり、わざわざ買う必要があるとはいえない。しかし、その機能の進化はすさまじく、娯楽利用であってもビジネスにつなげられるほどのパフォーマンスを誇る。しかも価格的にも2万円を切る機種も多数ラインナップされている。今後、間違いなく、ビジネスユースの主流となりうる可能性も秘めており、今のうちから使いこなせるよう保有しておくべきアイテムであることは間違いない。
おススメはNexus7
理由:このタイプには特にこだわりはないだろうが、必要性を感じていない以上、コスパは重視するだろう。従って、タブレット最強クラスのコスパを誇るNexus7(2013年版)で、タブレットのすごさを堪能し、次のステップとしてほしい。
十分な機能を搭載しながら2万円を切る機種もあるが、タブレットのパフォーマンスをしっかりと味わうなら、コレだ。
買い替え派:「2台目だが出費はなるべく抑えたい」
タブレット黎明期から保有している層にとっては、次々出る新機種に目移りしつつ、劇的な機能性のアップがない中で、モジモジしているのが実情だろう。そうした中で、2013年は、注目端末の新型が相次いで発売され、買い時となっている。とはいえ、出費は抑えねばならない。そこで、この層には、おススメ端末の前に、2つの策を授けたい。格安SIMカードの活用と下取りだ。例えば、ビックカメラで購入する場合、「BIC SIM」なら通信料月額945円から。ソフマップでタブレット端末の下取りもしてくれる(※動作確認できる商品など条件あり)。機種が新しく、人気モデルなら買い取り価格も高くなるので、コスト負担もダウン。有効活用しよう。
おススメはiPad Air
理由:前モデルからの進化によって機能アップと軽量化が実現したiPad Airは、いわゆるタブレットとして、現時点で最高のクオリティとなった。安価なタブレットが増殖したことで相対的に高価に感じるが、それを上回る完成度を誇っている。ポイントは、PagesやKeynoteなどのビジネスソフトが、標準装備となったことだ。タブレットはビジネスユースとしてはベストではないと前述したが、新型ではそうした部分でも進化を遂げており、買い替える価値が十分にある。いま持っている機種が、iPadの前モデルならなおさらだ。下取りでも有利なので、これがおススメだ。
ガッツリ仕事でも活用派:「タブレットが欲しいけど仕事用PCも兼ねたい」
タブレットは、仕事で使うには不十分である。見られないサイトがある。オフィスなどビジネス系ソフトが入っていない。キーボードがない。その理由は、OSがタブレット仕様のものとなっているからだ。スマホとPCの中間。それが、タブレットのポジションなのだから仕方ないといえば仕方ない。しかし、タッチパネルを搭載し、携帯性に優れるタブレットは実はビジネスユースにすぐれており、その良さを最大限に引き出すマシンが登場し始めている。そのけん引役となっているのが、マイクロソフトの戦略製品、Surfaceだ。
おススメは、SufacePro2
理由:SufacePro2は、確かにタブレットだ。しかし、その中身はバリバリのWindowsPCといっていい。OSはWindows8.1でIntel Core i5を搭載。これでタブレットのカテゴリーに入っている自体が、“規格外”。別売りながら、しっかりタイピングできるキーボードも用意されている。最新モデルでは、唯一といえる弱点、バッテリー性能も改善され、「タブレットで仕事もバリバリしたい」というタイプのワーカーにはうってつけの製品となった。もちろん、価格まではタブレットレベルではないが、10万円ほどから購入でき、同種のノートPCを購入をするなら、コスパ面でも十分にすぐれている。
番外編 仕事環境をアップグレードするにはこんなアイテムも
ノートPCと、iPadや7~10インチのタブレットを同時に設置できるアームセット。17インチサイズまでのノートPCと、iPad(第2~4世代)か7~10インチタブレットPCの同時設置が可能。それぞれのアームは使いやすい角度に調節でき、デスク上を効率良く使う事ができる。今後、タブレットがますますビジネスシーンに浸透してくることを考えると、デスクの効率的活用法として、重宝できそうだ。上海問屋=6,999円(税込)
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