
エアペン+専用メモホルダの絶妙の合体
できるビジネスマンに必須アイテムとなりつつある手書きデジタルメモ
ビジネスマンにとって、メモは最もライトな作業だが、重要でもある。昨今は、メモのデジタル化も進み、優れたデジタルメモも豊富になってきた。スマホではギャラクシーノートが世界的にヒットするなど、できるビジネスマンにとって、メモツール選びも侮れなくなってきている。
2013年1月31日から発売される“スマートなメモ帳”「abrAsus airpen」。ぺんてる株式会社とバリューイノベーション株式会社が協業した同製品は、“使えるメモ帳候補リスト”に入れてもいい有力なメモツールのひとつといえるかもしれない。
エアペンプラス専用メモ帳ホルダ
製品自体は、昨年5月に発売されたぺんてるのエアペンに専用のコンパクトなメモ帳ホルダがセットになったもの。従って技術的な真新しさはないが、雑貨の企画などを手掛けるバリューイノベーション社が、エアペンの使いやすさを追求し尽くしてデザインした専用メモの完成度が秀逸で、新しいデジタルギアが登場したようなインパクトがある。
例えば、大きさは、女性が片手で持ってメモできるA6サイズに設定。ミニタブレットに近く、お洒落に使いこなせる。表紙部分には厚みのある革としっかりした芯材を使うっており、折り返してしっかりとメモが取れる。
また、ファスナー付きポケットがあり、ボールペンの替え芯、ボタン電池などの消耗品、USBケーブルなども収納でき、コンパクトに持ち運びができる。緊急用のカードホルダもあり、1冊持ち歩くことで、最低限のビジネスは問題なくこなすことができてしまう。
エアペンの弱点補完した完成度
データはアイフォン、アイパッド、エバーノートなどと連携できるため、管理が容易。実際のペンの書き味ながら、超音波でデータを記録するエアペンは、いまだ完璧とはいえないタブレット系の手書きメモツールに勝る、とする支持者も多く、そこに秀逸なメモ帳がドッキングしたこの製品は、弱点が補完されたようで、ポイントはさらにアップした感がある。
2013年は手書きデジタルメモ激戦元年の予感
奇しくも数週間前にシャープから手書きデジタルメモが発売されたが、大きさや雰囲気でいえばまさにライバル。いくつか不満な部分もあるが、その書き味は、なかなかのもので、選択に迷うところではある。なぜなら価格もほぼ同じだからだ。これが、2013年のデジタル手書きメモ激戦元年の予兆だとするなら、“使えるメモ帳候補リスト”をもう少し厚みを増してからの検討でもいいかもしれない…。