
アマゾン上陸
ついにアマゾンが日本上陸した。電子書籍元年といわれて数年、とうとう本格的な電子書籍サバイバルウォーが開戦した。
iPadミニの発表からわずか数時間。年内上陸を宣言していたアマゾンが2012年10月24日、ついに動いた。
満を持して乗り込んでくるe-bookバトルの大本命。電子書籍としてのクオリティの高さはもちろん、さらにダメを押す、2つの大きな“武器”を引っ提げてきた。
一つは価格。Kindle Paperwhiteが8,480円。Wifi+3Gも1万2,980円で提供する。さらにKindle fireを1万2,800円、Kindle fire HDを1万5,800円で提供する(いづれも税込)。
もう一つはコンテンツ。角川、講談社、幻冬舎、集英社、小学館、新潮社、文藝春秋など大手出版社を抑えた日本語ラインナップは計5万を超える。人気作の先行・独占販売も実施する。
Amazon.co.jpでは、Kindleストアを10月25日よりオープン。ハードは予約販売で、11月から12月までお預けだが、アプリをダウンロードしたタブレット端末で楽しむことができる。
遅れに遅れていた紙の本の電子書籍化。本命の上陸で、熾烈なe-bookバトルの号砲が鳴るとともに、いよいよ紙の電子化が急加速する。