働き方

これからの時代。資格や肩書きだけでは生き残ることはできない。

投稿日:2013年12月5日 / by

「社労士が考えるこれからの働き方」 vol.2 資格で食えるか!?

仙台駅国家資格の意味とその効果とは?

前回は、仕事は生き方というお話をさせていただきましたが、今回は資格で食えるか!?というテーマでお話させていただきます。

サラリーマンの方などで独立開業を考えた場合に、何かしらの資格を取ってはじめようという人は多いのではないでしょうか?弁護士、税理士、司法書士、社労士、行政書士、etc…。これらのいわゆる国家資格を取れば食べていけるのでしょうか?

結論から言いますと、「資格そのもので食える時代は終わった」と言えます。報酬単価は下がる一方で、新規顧客はなかなか取れない。資格さえ取れば一安心という時代は昔の話です。

それを象徴するように士業の花形とされてきた弁護士業界でも大きな変化が起きています。

失われつつあるコモディティ

弁護士白書によると、弁護士の平均収入(売り上げ)は2010年調査で約3,304万円と、10年前の3,793万円より約500万円も目減りしていることが明らかになっており、平均所得も1,701万円から1,471万円と230万円ダウンしています。また、弁護士白書10年版で09年の所得の内訳を見ると、200万円未満が3.2%、500万円未満だと16・4%を占めています。高所得のイメージが強い弁護士でも、年収200万円未満の人が出てきているような状況です。

弁護士に限らず、現在は「士」のつく職業がコモディティ化(製品が差別化できる要因(品質、機能、ブランド等)を失い一般的なものとなってしまい、消費者にとってはどこのメーカのものを購入しても大差がない状態)していると感じます。

オリジナルによる差別化が勝ち残る秘訣

そうなると士業という職業を選んでも差別化は難しく食えないのかというと、そうではありません。時流を見極めて、状況の変化に合わせて新たなビジネスの場を作っているような士業はきちんと稼いでいます。

たとえば、私のやっている社労士という職業で見てみると、最近、稼いでいるなと感じるのは、会社経営に役立つ「オリジナル商品」を作っている社労士や、社労士をターゲットに事務所運営のノウハウを情報商材として売っている社労士です。これらの仲間は前述の弁護士をゆうに超える所得を実現しています。

つまり、ビジネスの市場を見つけて自分たちでマーケットを作り出す士業になれれば十分食べていけるのです。

よく社長になりたいだけの人がいますが、その会社が世の中に必要とされているのか、世の中に貢献できる商品なのかをきちんと考えておらず、目的と手段がごっちゃになって失敗するパターンが見られます。

「資格」も同じで、資格を取ることは手段であり目的ではありません。そこから「仕事」としてやっていくことのほうが大変です。資格を取って生きていこうと考えている人は、資格取得後にどのようなビジネスをするのかをきちんとイメージしておく必要があると思います。

こんなはずじゃなかった、想像と違ったとならないように注意しましょう!資格取得は必ずしもかけた時間や労力に見合った収入を約束はしてくれないのです。

<社労士が考える働き方 過去のトピックはこちら>


toyoshima豊嶋 正暁 (Masaaki Toyoshima)
立教大学法科大学院卒、熊本生まれ、宮城育ち。
22歳で行政書士、23歳で社会保険労務士の資格を取得し、大学院卒業後、豊嶋社会保険労務士事務所へ入所。専門は就業規則、解雇や未払い残業、パワハラ・セクハラ、メンタルヘルス、ローパフォーマーなどの労働問題。『会社のリスクを徹底的に排除し、生じた問題は最小限に押さえること』をテーマにとして業務に取り組んでいる。
(有)人事・労務サポート専務取締役 (社会保険労務士、行政書士)
Facebook:https://www.facebook.com/masaaki.toyoshima.9
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